曲がり癖(エナガ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

前日に雨が降った後の公園で、エナガに出会いました。

暖かくなったためか、見かける姿は少しスマートです。

 

 

若鳥~成鳥の過程の個体なのかもしれません。
羽根や体毛もまだ全体的に短いような気がします。

 

 

よく見ると、尾羽が右に曲がっています。

繁殖期、抱卵している個体は尾羽に寝癖のような跡がつく事があるそうです。

この個体も、抱卵か抱雛をしていたのかもしれません。

尾羽の曲がり癖は、子育てを頑張っている証拠なのでしょう。

 

 

桜の樹についた芋虫などを咥えています。

やはり、巣にいる雛に与えるためだと考えます。

 

昨日は雨の中、雛を守りながら耐え忍んでいたのかもしれません。

お腹を空かせた雛達に一生懸命と餌を運んでいる健気な親鳥…

思わず、脳内で勝手なストーリーを展開させてしまいます。

 

エナガは、親鳥の子育てを手伝う立ちヘルパー的な個体がいる事もあるそうです。

そういった子育て支援は、どうやって依頼しているのでしょうね。

何かの情報で、先に生まれた兄鳥(姉鳥)が手伝うと聞いた事があります。

血縁関係にあるもの同士で助け合っているのならば、納得しやすいです。

 

 

時折羽根を広げ、尾羽の癖を徐々に直しています。

雛達が巣立つまで、尾羽の曲がり癖は続くのでしょう。