「タ」付きと「タ」無し(タヒバリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

ノビタキを求めて始めた散策ですが、思わぬ出会いがありました。

ヒバリの囀りに誘われて、まだ雪の残る魚野川の河川敷まで足を運んだ時の事です。

視界の端に、動く物を捕らえました。

側から離れた所にある、小さな用水路の暗がりです。

尾羽をピョコピョコと動かしているので、またキセキレイかと思いました。

が、カメラを向けて気付きました、「黄色くない」と。

 

 

逆光で暗がりに潜むという、撮影には悪条件でしたが、初めて見る鳥なので画像をUPしました。

腹部に縦斑があるセキレイの仲間、タヒバリです(多分)。

キセキレイと同じくセキレイ科で、水田や湿地などを好むそうです。

ヒバリに似ているのでタヒバリと命名されたそうですが、実物を見るとあまり似ていないような…

胸部がうっすらと橙色に見えるので、夏羽なのでしょう。

ビンズイという似た鳥がいますが、そちらは羽に緑色が混じり、縦斑も太く、林の中などを好みます。

 

 

真後ろにはヒバリが歩きながら囀っていました。

遠くにももう1羽が歩いています。

こちらは順光で開けた場所に居るので、撮影には好条件でした。

 

タヒバリとヒバリ、似ているでしょうか?

 


~おまけ~

 

4月15日の事です。

市内の公園にて今季初めてキビタキを見ました。

 

 

囀る事はなく、枝垂れ桜に隠れるように静かに佇んでいました。

直ぐに飛び去ってしまいましたが、いよいよ夏鳥のシーズンです。