松の実大人気~番外編~(イスカ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

3月19日朝、曇り空の中、市内の林道を散策していた時の事です。

上から松ぼっくりが1つ落ちてきました。

それだけならば不思議には思いませんでしたが、その後も2つ3つと落ちてきます。

見上げると、高い松の木に隠れて何かが隠れているようです。

双眼鏡で確認すると、黄色っぽい鳥でした。

先程見かけたカワラヒワかもしれないと思いましたが、位置を変えて確認してみました。

 

 

赤いイスカ♂に再会できました。

おそらく、先程見かけたのは黄色い♀だったのでしょう。

こちらを気にする事なく、松の実をボリボリと貪っていました。

 

 

イスカは、先日紹介したマヒワやアトリとは異なり、松ぼっくりを切り離してから食べるそうです。

木の枝に陣取り、ねじれた嘴で松ぼっくりをこじ開けていました。

ボロボロになって落ちている松ぼっくりは、イスカによる仕業なのかもしれません。

 

 

残念ながらイスカ♀は松の葉に隠れていたので、撮影できませんでした。

しばらく嘴の繕いをした後、他の2羽のイスカと共に飛び去ってしまいました。

決して距離は近くなかったのですが、食事シーンが見れたので満足でした。