スズカケノキに(イスカ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

3月中旬になったばかりの朝、よく行く近所の公園での事です。

公園には、囀りの練習をするウグイス、巣材を運ぶカラスがいました。

春に備えて、それぞれ準備を始めているようです。

 

公園の広場には大きなスズカケノキ(プラタナス)が生えています。

秋に落葉してからは、残った実が垂れ下がり、クリスマスツリーの飾りみたいでした。

見晴らしの良い位置なので様々な野鳥が止まり木にしますが、この日はイスカの群れが来ました。

 

 

赤いのは♂で、黄色っぽいのが♀です。

遠くから見つけたので、まずは証拠写真を撮りました。

飛び去られないように、注意深く木に隠れて蛇行しながら近づきます。

 

 

まだまだ小さいですが、特徴的なねじれた嘴の形が分かります。

この木は公園の中央に位置し、頂上は建物3階くらいの高さです。

この木の根元まで行ってしまうと下から見上げる形になり、枝も被ります。

適度な距離を保ち、下に降りて来てくれないかと期待して待っていました。

しばらくして、公園管理の職員さんが植木の冬囲いを撤去する音に驚いたのか、逃げ去ってしまいました。

飛び去る方向は南の方角だったので、まだ市内に留まってくれているのかもしれません。

 

 

上の画像は、昨年11月下旬に同じ場所で撮影できたイスカ♀のものです。

この頃は、まだスズカケノキも葉や実がたくさん残っていました。

天気の良い日に再会したいです。