鳴き声の主(フクロウ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

偶然ですが、連日でフクロウ類に出会いました。

先日、新潟市でトラフズクを初めて観察することができ、喜んでいたところです。

その翌日、今度は柏崎市内でフクロウを発見する機会に恵まれました。

 

時刻は日の入り前です。

市内を散策していると、林の中から奇妙な鳴き声が聴こえてきます。

「キョッキョッ、ツィーツィー」

不思議に思って、声のする方へゆっくりと足を向けました。

双眼鏡で声のする周囲を探すと、枯れ木に白っぽい鳥の姿を見つけました。

 

フクロウです。

比較的、車の往来が多い場所でしたが、そんな傍でいるとは意外でした。

私が見つけた時には、すでにフクロウも私を見つけていたようでした。

距離は30m以上はあったとおもいますが、バッチリと目が合ってしまっています。

夕日に照らされていましたが、撮影条件は悪く、ISOは12800まで上がってしまいました。

アングルも含めて良い条件を探そうと思っていた矢先に、飛び去ってしまいました。

観察時間は1分にも満たなかったと思います。

それでも、近所にフクロウが生息していると知る事が出来て良かったです。

基本的にフクロウは夜行性ですが、夕方頃から活動するそうです。

積雪の多い地域では、日中も活動する事があるのだとか。

冬の新潟は、まさにその条件に合っています。

その場所を散策する楽しみが、また1つ増えました。

 

ところで、フクロウの鳴き声は「ホー、ホー」のはずです。

先程聴こえた鳴き声の主は別のいるはずです。

逆光になりましたが、アカゲラを見つけました。

他にも、写真は撮れませんでしたがミソサザイが近くの繁みに隠れていました。

「キョッキョッ」はアカゲラ、「ツィーツィー」はミソサザイだったのでしょう。

フクロウを見つける事が出来たのも、彼らのおかげです。