マスコット(トラフズク) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

以前からフクロウ類を見てみたいと思っていました。

先日、瓢湖に行ったついでに鳥屋野潟公園にも寄ってみました。

この公園ではトラフズクを見つける事が出来るそうです。

 

実は昨年の秋にも探しに行ったことがあるのですが、その時は全く見つかりませんでした。

しかし、今回はあっさりと見つける事が出来ました。

事前にネットで情報を集め、現地ではこの鳥を見に人が集まっている場所を探したおかげです。

どうやら昨年は全く見当違いの場所を探していたみたいです。

常緑樹の中に隠れるように佇んでいました。

 

 

ウサギの耳のような長い羽角と、トラのような模様が特徴です。

上の個体の口元には、汚れた毛がついています。

トラフズクのものか、捕食された獲物のものでしょう。

ネズミ類の小型哺乳類の他、昆虫やコウモリや小鳥も捕食します。

 

このトラフズクは鳥屋野潟公園内にある県立図書館のマスコットとして人気なのだそうです。

木の幹には「フラシュ撮影禁止」の張り紙があり、県立図書館として保護しているようです。

合計3羽を確認できましたが、通りがかった女性によると4羽はいるそうです。

枝葉の影に隠れ、全体像を確認することが難しかったです。

驚かさないように注意しながら観察させてもらいました。

 

 

道行く人々や図書館を利用する人々が立ち止まって眺めていました。

トラフズクも時折目をうっすらと開けますが、堂々と休んでいます。

人通りが多い場所の方が、カラスなどに威嚇されないのだそうです。

 

「フクロウがいるよ!」「どこどこ?」「見えないよ~」「いた!」「可愛い」etc.

何組もの親子が、様々な言葉を交わしながら通り過ぎて行きます。

確かにマスコットとしての地位を確立しています。