身近な(オオハクチョウ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

先日、長嶺大池にいるオナガガモの紹介をしましたが、オオハクチョウの事を忘れていました。

この時期はいつでも会えるので、ぞんざいな扱いになりがちでした。

それくらいに身近な存在です。

 

餌をもらっているためか、人慣れしています。

オオハクチョウの方から近寄ってくるので野性味はありません。

親子連れや若いカップルがパン等をあげています。

ゆっくりと驚かさないように気を付ければ、2mくらいの距離まで近づけました。

 

餌として撒かれた籾米を、一心不乱に食べています。

水で洗いながら食べるので、ペチャクチャと音が鳴り、行儀が悪く見えますが。

 

食事場所を巡り、たまに喧嘩も発生します。

大きな嘴で噛みつきますが、怪我をする程ではないようです。

追いかけまわす事もあるので、別の個体に奪われている事もあります。

 

ハクチョウおじさんが大量の餌を撒く時などは、周囲は揉みくちゃ状態です。

跳ねる水飛沫が生存競争の激しさを物語っています。

さすがのオオハクチョウも、大群のマガモやホシハジロ達には為す術がないようです。

よく見るとオオバンやキンクロハジロも混じっていました。

厳しい冬を越すため、皆、一生懸命です。