潜水距離(ウミアイサ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

2月6日の事です。

 

野鳥を探しに海岸に行きました。

天気が良い休日のためか、港には釣り人が何人もいました。

ウミネコやヒドリガモが遠くの海面に群れている中、1羽の野鳥が近くにいました。

黒くて長い冠羽、赤くて長い嘴、赤い虹彩(目)が特徴のウミアイサ♂です。

 

 

いつもは遠くにいるためハッキリとした姿を撮れないのですが、この日は比較的近くにいました。

人の気配に気づくと、あっという間に飛び去ってしまう野鳥です。

もしかすると、釣り人がいてくれたお陰で、人に慣れていたのかもしれません。

この場所では、冬季にウミアイサを数羽見かけます。

何故か♂のみ、もしくは♀のみでいる事が多いです。

 

防波堤の内側であるため、波も穏やかです。

優雅に泳ぎながら、時折潜水していました。

 

 

ウミアイサは嘴や頭部が流線型でスリムです。

水の抵抗を受けにくく、泳ぎが早いのかもしれません。

カイツブリやカンムリカイツブリに比べて、潜水距離が長い気がします。

そのため、一度潜ってしまうと、浮き上がる場所を予測する事が困難です。

潜水する野鳥は、シャッターチャンスが難しいです。