カモ類の貴族(オナガガモ) | その日ばかりの野鳥観察

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山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

今年1月下旬の写真です。

長嶺の大池で、オナガガモのペアを見つけました。

真ん中が♂で、左が♀です。名前の由来通り、♂の尾羽が長いです。

嘴が全体的に黒いのもポイントですが、♂は側面が灰色であることも特徴的です。

オナガガモ♀は他のカモ類の♀と見間違えやすいです。

体部はマガモ♀に、頭はヒドリガモ♀に似ているので、紛らわしいです。

加えて、『オナナガモ』と呼び間違える、パソコンで打ち間違える等、厄介です。

・・・最後のは、私の個人的な問題でした。

 

私はカモ類の中でオナガガモが一番好きです。

スマートな体型で、首の後ろには白い帯が2本走っています。

華やかでは無いけれど、流線型の美しい羽根模様を持ちます。

水面を澄まし顔で泳いでいる姿は、さながらカモ類の貴族のようです。

 

そんなオナガガモですが、長嶺大池では比較的数が少ない気がします。

この日に観察できたのは♂2羽♀1羽でした。

マガモやホシハジロの数が圧倒的に多く、コガモやキンクロハジロもよく見かけます。

そういえば、ハシビロガモもあまり見かけません。

様々な理由があるのでしょうが、色々と考えながら観察するのも楽しみの1つです。