昨年ウドー音楽事務所の創業者有働誠次郎さんが亡くなられた。
ウドー音楽事務所といえば、エリック・クラプトン、ボブ・ディラン、ビリー・ジョエル、KISSといった海外の大物アーティストを日本に招き、東京ドームをはじめとした大きな器で大観衆を集めてきた事務所として知られていると思います。
これからもこうした海外大物アーティストを誘致することを期待しています。
一方、昨年から新機軸としてK-popガールズグループの日本サイドのマネージメントもしているようです。
私の知る限り、「eite」と「ViV」の2グループの日本活動を支援しています。
創業者が亡くなられて新しい経営陣の新機軸なのかもしれません。
私はそれぞれのグループの東京でのショーケースに参加しました。
「eite」
「ViV」
最初に申し上げたようにウドー音楽事務所の主催するコンサートですから大観衆を集めるのが得意と思っていました。
ところが、実際には拍子抜けするほど観客が少ないのです。ViVの東京ではスタンディング1500人、着座で500席のキャパのあるスペースで用意された席は100席ほどでその7割くらいしか埋まっていなかったです。
それも、メンバーの家族や友人関係と思われる人が目立つようで、私のような一般客はとても少ないように感じました。
ウドー音楽事務所のホームページにはどちらのグループの公演も告知されていましたし、チケットもe+等の大手販売会社を通じて販売されていました。
明らかに既存のウドー音楽事務所を利用していた客層には反応されていないと思われます。
私は観る専門なので、こうしたアーティストの集客方法とかはわからないです。
しかし、ウドー音楽事務所の今までのルートだけではK-popガールズグループの集客には成功していないように感じています。
両グループとも、少しデビューまで苦労してきたメンバーで構成されていました。
デビューできたこと自体にとても喜んでいることがメンバーのMCで伝わります。
それだけに集客が芳しくないのは残念です。
同じ2023年デビュー組でもMVの再生回数は残酷なほど浸透度を表しています。2000万回、6000万回を超えるグループがあるなかで、「eite」はまだ20万回です。2桁も差がついています。何をすれば追いつくのか何が足りないのか私にはわかりませんが分析して今後の巻き返しを図って欲しいです。
韓国の大手事務所に所属し多くのヒット曲を持っているグループではなく、まだ産声をあげたばかりの韓国デビューまもないもしくはデビュー前のグループを後押しするのですから一筋縄ではいかないものと思います。
例えば、地上波番組に彼女たちのデビューまでの軌跡を追ってもらうとか、若者に注目されるSNSに取材してもらうとか
素人が生意気ですが集客方法を大きく変えていかないと厳しい結果になっていくと感じています。
K-popガールズグループの日本でのファン層の主体はやはり若い女性層です。音楽やファッション性と絡めて人気グループを追いかけています。その流れに早く乗せてあげてください。
私はウドー音楽事務所が好きですし、これからもたくさんのアーティストの公演を主催してほしいと願っています。
それだけにK-popガールズグループを後押ししていることがとても嬉しいです。
ウドー音楽事務所ファイティン!