武器になる哲学 | 読書ブログ

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『武器になる哲学』(山口周)

の中で著者は

 

当時AT&Tの社長だったブラウン

CEOは携帯電話事業を売却すると

いう致命的な経営判断を行い、

以後AT &Tはモバイル化の流れに

乗り遅れて経営的に行き詰まり、

最終的には自ら切り離したかつての

グループ企業であるSBCに買収され、

消滅するという皮肉な最後を迎え

ます。

 

と述べています。

 

ブラウンCEOは自分で仮設検証

をせず、あるコンサル会社に

市場規模予測を依頼し、アドバイス

を受け、経営判断を誤ってしまった

そうです。

 

一流の経営者が一流のコンサル

会社に予測をしてもらい経営判断

をしたのにも関わらず、上記のよう

な最後を迎えた事は、1999年

(予測の依頼は1982年)に日本で、

ドコモがi-modoサービス

を開始していた事から考えても

今現在から見ると非常に不思議に

感じますが、やはりブラウンCEO

が自分を信じ自分の頭で考えなか

ったのが原因なのかもしれません。

 

きっと、自分の頭で考える事を繰

返してゆく事が、失敗する確率を

下げ、失敗しても良い経験となる

ので、致命的となる事を回避

できるようになるのだと思い

ます。