『プロフェショナルマネージャー』(ハロ
ルド・ジェニーン)
の中で著者は
本質的に単一製品しかあつかっていないど
んな会社あるいは産業についても、
同じことがいえる。
これに対する救済策は、
私が見てきたところでは、
会社の事業を多角化し、
いくつかの異なる種類の製品を生産するこ
とによって、
ある製品の需要が低下したら、
需要のある別の製品にその資産を振り向け
ることができるようにする以外にはない。
と述べています。
たしかに著者のおっしゃるとおりだと思い
ますが、
会社であれ個人であれ、なかなか事業の多
角化はそう簡単にできる事ではないと思い
ます。
リスク分散をしなければいけないとわかり
つつも実際はできないと思います。
また新しく多角化を考えるにしても、
まったく関連のない事業や投資であれば、
リスク分散どころか、
更に泥沼にはまってしまう事が多いと思い
ます。
リスク分散をする事は本当に難しいと思い
ますが、
あきらめない、
すごく小さい事から始める、
相乗効果をあげる事ができる可能性がある
。
を意識し継続してゆく事でリスク分散に結
びつく可能性が生まれるのではないでしょ
うか。