稔)の中で著者は
日本の教育の最も大きな問題点は、社会と
断絶していることである。
机上では、様々な社会の仕組みを学ぶが、
実際には、社会経験がなく、実社会のこと
を全く知らないのである。
インターン制度をもっと充実させるととも
に、社会で活躍している人や、
現役を引退した方などから直接話を聞く機
会と増やすべきである。
学生時代のアルバイトの経験も必ず将来活
きてくるであろうが、できるだけ早い時期
に実社会の仕組みを知り、自分が将来進む
道についてのイメージを持つべきである。
と述べています。
現在政府の中枢でがんばっていらっしゃる
政治家が学生にとって学業とともに学生の
アルバイトを学業との両輪として推奨され
ていることは私たち雇用している側として
は大変うれしく思います。
雇用問題をマスコミは行き過ぎた事例をと
りあげ、ブラック、ブラックと連呼し、
おもしろおかしく伝えている為、
学生が働く事がいかにも学業の邪魔になる
ようなイメージを社会にあたえていると思
います。
そのイメージを学校の先生や親御さんもい
だいてしまい、働く事に反対する状況が多
くなっているようです。
私も著者の言われている、学校と両輪で働
く事で早い時期に将来のイメージを持つ可
能性が高まると思います。
なのでマスコミがもし国民に伝えるとする
と「働く場所を選ぶ事は高校や大学を選ぶ
事と同じぐらい重要です、環境整備を徹底
的におこなっていて、働く人の幸せを願い
一生懸命教育をしている職場を選ぶべきで
す」と伝えるべきではないでしょうか。
そうすれば、今後の変化の激しい世の中で
力を発揮できる可能性が格段にあがるの
だと思います。
繁栄か衰退か 岐路に立つ日本/プレジデント社

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