さんは、アメリカでアップルを退職し、
起業するまでの、無収入の時を過ごし
気がついた事があったそうです。
まず、家族4人で毎月10万円以上の
健康保険に入っているにもかかわらず、
胸に痛みを感じで救急で検査をしても
らっただけで60万円ほど請求された
そうです。
また健康保険がなかった友人が盲腸で
入院した際には、わずか3日間の入院
と手術で240万円相当の請求が届い
たそうです。
こうした医療費の裏側にある仕組みを
調べていくと、格差問題が単なる収入
の差なのではなく、起業が最大の利益
を追求する中で発生する「副作用」で
あることを実感し始め、こうした問題
に対して国家がほとんど無力であり、
自分たち自身が無関心でいると、生活
そのものを根こそぎコントロールされ
てしまうことがわかってきました。
と著書の中で述べています。
恐らくこの流れはアメリカ発で、グロ
ーバル化をすでにしており、ますます
加速してゆくのだと思います。
日本においても
1.競争の果てにある企業のブラック化
2.財界主導のマスメディア操作
3.アウトソーシング主体による低賃金
化
はかなり感じるところですし、すでに
コントロールされている事に関して当
てはまる事は非常に多いのだと思いま
す(幸い医療費に関してはまだかなり
恵まれた状況と思いますが)。
さらに企業の帝国化が進み巨大化し、
上記の状況がどどまるところを知ら
ない状況になると仮説をたてた場合、
個人が企業にコントロールされずに生
きてゆく為に、
個人がなすべき行動は、
社会的な実力をつけ、
コミュニケーション能力を高め、
良質な情報を収集し、
物事の本質を見抜く力をつけていく
以外対抗手段はないのではないで
しょうか。
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