お金儲けの神様と言われた邱永漢さんは、日本の学校も卒業
され日本でもビジネスをされていましたが、台湾出身でした。
やはり他から来た(よそ者)人はその地域の常識にとらわれて
いない為、客観的に日本人を観察できたのだと思います。
彼の著書の中で、現在の日本の会社とサラリーマンの関係を
みて、幕藩体制の文化が幕府が消えた後、会社がその文化を受
け継いだのではないかと感想を書かれてました。
なので、生命や家族よりも会社を存続させる事が優先されるよ
うな風潮になってしまったのでは無いでしょうか?
まず会社ありきと・・・
その仕組みが高度経済成長期にマッチ、しすばらしい成果そを
あげる事が出来たので、年功序列で終身雇用が常識となってし
まったが、バブルがはじけ、成熟社会になり、企業が存亡の
瀬戸際に立たされると、一転して正社員の採用を減らし、
アルバイトと派遣社員でまにあわせるようになったのをみても、
会社の方は、もうその文化を継続してゆける余力はないとの
ようです。
収入がある人の9割りはサラリーマン(正社員以外も含め)
との事ですが、ネットビジネス等で、リスク分散し、自立
した意識を身に付ける事は、上記のように日本人を客観的に
見ても、必要な事がわかります。
少なくとも、どんなに倒産のリスクがないと思われる会社で
働いていようとも、常に危機意識をもち、自立した思考を
持つことが重要ではないでしょうか。