マーケティングとは戦争である。
アメリカの伝説的マーケッターといわれるアル・ライズはこう言いました。
何故、戦争か!?
ビジネスとは常に協力でWin-Winのほうがよりよい売上をあげられるのでは!?
確かにその考えも真なり。
しかし逆も真なり。
ビジネスに正解はありません。
多種多様なビジネスがあるように正解の数もそれだけあります。
ではこのマーケティングに関してもこの「戦争」という表現も考慮することが必要なのではないでしょうか?
実際、戦争はどこで行われてるのか?
それは見込み客の頭の中で毎日行われている。
しかもそれは熾烈で、困難を極めている。
いろいろな会社が顧客の頭の中の領土を奪い合おうと四苦八苦しているのだ。
たとえば携帯業界
3社が競合しているが実際にどうなのであろうか?
どういった「認識」を私たちは抱えている?
ソフトバンク⇒つながりにくい。
こういったイメージを取り払うにはおそらく相当な努力が必要だし、可能性はかなり低い。(孫社長は頑張っているが・・・)
私自身は「iPhoneがつながらない。」
ということはあまりなかった。
しかし風評が風評を呼ぶ。
どんなに私が言っても大勢の人はその事実に気付かず、
いつまでも「つながりにくい」のイメージは取り払われないだろう。
auはどうか?
今回iPhoneを発売してどうなるか?という風になった。
しかし実際、最初に売っていたのはソフトバンク。
iPhoneならソフトバンクのイメージが強い。
なぜなら・・・
最初に売ったから
ここが全て。
どういうアプローチにせよ、見込み客の頭を制するにはここしかないのだ。
見込み客の頭の領土を拡大するためには
「最初に乗り込むこと」
これしかない。
むしろその領土を取り返すなんてほぼ無理に等しい。(例外はもちろんある)
戦争は戦争。だが領土は無限大
頭の中の領土が見かけほどせまいのか?と思ったのなら安心してほしい。
領土は見かけよりかなり広い。
広くなければ起業をする人の99.9999%は失敗をして誰も起業なんかしない。
どうやって見込み客の頭の領土を広げるか。
ただ単に「やりたいこと」で成功する人は本当に
「運が良い」
これからはもっと戦略的に、狡猾的に頭の領土を広げようと考えなければならない。
なぜならあなたの成功はほかの人にとっての成功になるからである。