昨日、80’sナイト の衣装探しに札幌CITYを徘徊した際に見つけたファミコンカセット。
親方の一番良かった時代の遺物だ。迷わず購入した。
イラストにも描かれている偽装骨折 の右手は、石膏のギプスになっており
現役時代は、その張り手で何人もの相手を病院送りにしたという・・・。
親方がいた地下相撲の世界では、武器の使用が認められていたので
ギプスによる右手の補強は反則ではなかったようだ。
むしろライバル力士の中には、マワシの代わりにニシキヘビを巻いていた者や
外科手術で両手に電極を埋め込んだ者や、口から濃硫酸を吐き出す者
他にも、土俵に罠を仕掛ける元軍人や、ゲリラ戦を得意とする元ベトコン力士
さらには、撹乱しながら研ぎ澄まされたピアノ線で相手をしとめる双子の力士なども
いたというから、右手の補強くらいは何という事もなかったのだ、と
ある闇ちゃんこの席で、親方は私に語った。
ちなみに、親方のもう一つのトレードマークであった眼鏡だが、アレも偽装で度が入っておらず
実のところ、熱感知センサーが組み込まれたハイテクスコープだったのだという。
これで、相手の偽装をいち早く見破り、得意の張り手をブチかましていたのだ!!
・・・闇の世界に生きる者達の、悲愴なまでのサバイバル魂を感じずにはいられない。
(KAGE)