認知症の人とお話しするヒント(ペーシング)

認知症の人に接するときに大切なのは
これまでも説明してきた通り

信頼関係を作ることです
信頼関係が成り立たないと話を聞くべく
耳を傾けてくれることさえしてくれなくなります

自分が相手から、安心して話をしていい人であること
自分の言葉をしっかり受けて止めてくれることを
感じてもらわないとそもそも会話が成り立たなくなることもあるのです

では、認知症の方と接するときに
どのように会話をしていけばいいのでしょうか

そんな時に役立つのが「ペーシング」というコミュニケーション技術です。
今回はこれについて説明します



「ペーシング」とは?
会話をするときに、相手の話し方に合わせて会話を進める技術です
合わせるのは
①話すスピード
②話す声の大きさ
③話す声の高低
④相手の感情に合わせた声色
⑤あいづちやうなづき頻度やタイミング などで
非言語的な伝達により、相手に信頼しやすい印象を与える技術です

認知症では、判断力や、見当識能力が低下していますが
感情的な判断、好きかどうかや、敵か味方かなど
感情的な判断力は残るといわれています

ペーシングを使えば、相手は安心し、心を開いてくれるので
信頼関係を作ることが容易になり、会話がより円滑になります



もちろん認知症の人に対するときだけでなく
通常のビジネスシーンでも使われる技術ですので
日常的に相手と信頼関係を結びたいときなどにもおすすめ音テクニックですので
ぜひ覚えて使ってみて下さい。