高齢者の交通事故 なぜアクセルとブレーキを踏み違えてしまうのか?

先だっての97歳の高齢者の交通事故に関して
アクセルとブレーキを踏み違えたことが原因との見解が濃厚なようです

しばしばおこるこの踏み違いによる事故はなぜ起こるのでしょうか
よく言われるのが、加齢に伴う判断力の低下

老化に伴い、思考力、判断力はどんどん低下していくことが原因です

私はそれ以外にも原因があると思ってます
それは、身体機能の低下、
筋力の低下や体の柔軟性の低下です

①筋力が低下すると
ブレーキを踏み続けることがしにくくなり
緩んできた足首を再度踏み込む際に角度がずれると
アクセルを踏んでしまう

②股関節や下肢関節の柔軟性の低下
踏み違い事故は主に、駐車場など、アクセルとブレーキを交互に踏み変える時に起きてます
駐車の際には、身体を左右にひねって、側方や後方確認をするのですが
この時に、体が硬いと足首の位置が微妙にずれてしまい踏み違いが起こる

③腰部の捻転運動、可動域の低下
特にバックするときに、腰を大きくひねり、右後方を黙視する動作をしますが
この時に腰が回り切れないのを、下肢をひねることで代償し結果的に
足首が右方向にずれてしまい、アクセルの位置までずれ込んでしまうことになる

このように高齢者では判断力以外にも、
身体能力の問題からも事故が起きるリスクが高まるわけです

移動の負担を軽減するための自動車ではありますが
安全に運転を持続するためには、身体能力も必要だということですので

車を安全に運転するためにも、
①下肢筋力の強化
②下肢関節可動域の可動域訓練
③腰部の柔軟性の維持
安全運転のためには、このようなポイントを理解したうえで
継続的な運等が必要であること覚えておくといいでしょう。