アイメイト(盲導犬)を見たら絶対してはいけないこと

先日、盲導犬を連れている盲目の人を駅前で見かけました
アイメイト(盲導犬)は非常にお利口で、駅前の雑踏の中にいても
静かにご主人の隣でおとなしくお座りをして待っていたのですが

そこに犬好きと思しきご婦人が来て
アイメイト(盲導犬)を撫でまわし、ほめて可愛がられていました

私も愛犬と生活する愛犬家として、このアイメイト(盲導犬)の働きが素晴らしいこと
お利口で、なでてあげてほめてあげたい気持ちは同じなのですが
それを行動に示すことはしませんでした

なぜなら、アイメイト(盲導犬)にとって、第三者に声をかけられたり
触られたりすることは、アイメイト(盲導犬)の任務遂行を妨げる障害となることを知っているからです


あまり知られてませんが、アイメイト(盲導犬)が外出しているのは
ご主人を安全に誘導するためで、外出中はずっと、重大な任務を行っていることになります

そんな時に、第三者に話しかけられたり、触られたりするとどうでしょうか?
もちろん気が散りますので、ほんの少しかもしれませんが、
ご主人様を守るという任務に、ほんの少しですが支障をきたすことなるのです

ほめたり触ったりする際に、これまで歩いていた方向を少しでも変えることになると
犬を連れているご主人様は、方向感覚を乱されることになり、非常に怖い思いをすることも多いと聞きます

もし町でアイメイト(盲導犬)を見かけたら、たとえそのアイメイトの労をねぎらってあげたくても
そっと見守り、賛辞の言葉は心の中でかけてあげるようにしましょう

アイメイト(盲導犬)にとっては、集中して任務を全うすることができ
アイメイトを連れているご主人様も怖い思いをしなくて済みます。