1日3分の音読で「誤嚥性肺炎予防」

飲み込む力を保つためには、喉及びその周辺の筋肉を維持し続けなくてはなりません
そのためには「一日三分間の、音読」がおすすめです


声を出しながら本を読む「音読」の効果
①呼吸筋を鍛えることができる
声を出すためには、声帯を震わせる必要があります
声帯を震わすためには、しっかりと息を吐くことが必要で
音読をすると呼吸筋をきたえることができ、嚥下機能を向上させることができます

②嚥下をつかさどる「のどの筋肉」を鍛えることができる
発声と音読に際して使われる筋肉は、かなり同じであり
音読をしていると、のどの飲み込む筋肉を鍛えることができる


③食べ物を咀嚼するときの舌の筋肉を鍛えることができる
活舌よく発音していると、舌の動きが活性化され
発音のみならず、食物をのどの奥に運ぶ機能も活性化し
誤嚥を防ぐことができます

飲み込む力も含めて、中年以降は全身の筋肉がどんどん低下していきます
筋力低下を予防するには、使いたい筋肉を使い続けることが重要で

「音読」は、のどの飲み込む力「嚥下力」を高めたり、

維持したりするのに非常に効率的なトレーニングになるわけです。

また、目で見た文字を認識し、それを声として出すという行動に移すのは
脳の中で、視覚情報→認識→行動という、非常に高度な脳機能が使われることになり
認知症の予防効果も期待することができます。

読む対象は新聞でも、雑誌でも、いわゆる古典文学でも何でも構いません


ポイントは継続すること、
毎日3分でいいので長く続けることが大切ですので
自分が音読して楽しいものを選ぶといいでしょう。