高齢者がペットを迎え入れる際の注意点

独り暮らしの生活に生きがいをもたらせてくれるペット
まさに一生のパートナーになれる存在ですが

高齢者ゆえに迎え入れるには注意が必要です
例えば放し飼いにした猫は、外部でほかの猫と交尾し増えていくなど
独り暮らしの人では対応できなくなったり
野生化すると地域に迷惑をかけたりと

せっかくの心の安らぎを得るためのペットたちが
生活の負担になることもしばしばです

高齢者がペットを迎え入れる際には


①自分自身の寿命と、ペットの寿命を計算する
ペット問題で最も大きな問題になるのは、世話をだれがするのかということ

最後まで責任をもって生活するためには、ペットを残して逝くと
大切なペットだけだなく、家族やご近所さんにも迷惑をかけてしまいます。
もしもの時を考えて若いペットを迎えるのではなく
ある程度成人した子を迎え入れるなど寿命を考えてペットを迎え入れましょう


②ペットのためには予想以上に費用が掛かることを想定しておく
ペットの飼育にはフードや、医療費など様々な費用が発生します
病気になると保険がきかないので高額な医療費がかかることも想定し
それらに対応できるだけの経済的余裕が家計にあるのか冷静に分析しましょう


③病気の早期発見、早期治療の意識を高く持っておく
生き物の健康維持は飼い主の観察力が重要ですが
飼い主も高齢になると、五感が鈍くなり観察力も低下してしまいます

そうなると毛並みや歩き方、体臭などから病気の兆候を読み取りにくくなるので
病気の兆候をいち早く察知して、病気になる前に対処したり、早期発見、早期治療を行うために
定期的に医科に通い、体調のチェックを継続的に行いましょう。

受診が困難であれば、ペットを通じできた友人に定期的に
診てもらい、第三者から感じる異変などを聞いておくといいでしょう



④いざというときに面倒を見てくれるサポート体制を作っておく
高齢になると自分自身の体調が崩れることがあり、入院を余儀なくされることも多くあると思います

そんなもしもの時が来た時に、ご近所さんや別居している家族夫婦など、面倒を見てもらえるように
あらかじめ話をつけておきましょう、

一つの命を預かる身として、自分一人で世話を仕切れないことも想定して
ペットをサポートしてくれる体制を作っておくことが大切です。



このように、高齢者がペットを飼う際には
若い時以上に多大な準備や、心構えが必要になってきます
そこまで考えなかればいけないのならペットの迎え入れは困難だと思うかもしれませんが

キチンとしてお世話の体制を作れるのであれば、こんな苦労を帳消しにしてくれるだけの
癒しや生きがいをもたらしてくれるのがペットの存在ですので
十分に体制を整えれるのならば、人生の新たなパートナーとして

ペットを迎え入れ、充実したペットライフを送りましょう。