北温泉 | 全国温泉巡りフログ

全国温泉巡りフログ

温泉ソムリエが全国を旅しながら温泉に入って感想をつらつらだらだらと書いていきます。
総合評価は自分の主観で5点満点で評価しています。

うずら卵料理専門店のうずうず本舗をよろしく。
https://uzuuzu.shop

今回は那須塩原の友人のペンションに遊びに行った時に立ち寄った北温泉です。

 

 

外観

 

 

 

この友人のペンションに泊まる時は那須の温泉に入る、というルーティーンなのですが、一緒に行く時は何故か那須山か大丸温泉かというほぼ二択でちょっと食傷気味だったので、今回は過去3回行ったコトがあってとても面白かった北温泉を提案しました。

 

館内

 

 

ここはテルマエロマエの撮影地として一挙にブレークした感のある温泉なんで、ひなびた温泉旅館なんですが非常に人気があります。

今回は新型コロナウィルスの影響か何かでそんなに混んでなかったです。


参拝路(出るコトが出来なかった)

 

 

休憩所

 

 

調度品

 

 

お堂みたいな

 


 

この温泉の何が面白いかというと、まず館内のちょっと異様な雰囲気。

江戸時代から昭和にかけて増築を繰り返したという木造建築の歴史ある佇まいが非常に重厚(ぶっちゃけボロい)です。

それに調度品がその時代で使われていたと思われる農耕作業用具だとか、お守りだとか祭壇だとか色々あってカオスです。


天狗の湯

 


更に天狗のでっかいお面が飾られてある混浴の内湯(天狗の湯)。

ここはもはや脱衣所と湯舟が少し離れていて、何でこうなった?という感じでそもそも男女共に脱衣所から裸で通路を横切って入湯しなければならないという、ちょっと常識的な感性では「あれっ?」てなってしまう非日常感...。

そしてその内湯の奥には打たせ湯と貸切風呂があって、内湯から移動する時に裸でそのまま行っていいのか服を一度着て移動してまた服を脱ぐのか... ルールが曖昧というかおそらく自由な雰囲気です。
 

なので、更にその奥kにある祭壇を見学する人(服を着ている)と内湯~打たせ湯を裸で移動する人が交錯するという一種異様な雰囲気となっています。
 

 

泳ぎ湯

 

 

更に混浴のデカい露天風呂(泳ぎ湯)に至っては温泉旅館に来る人が通る通路の横にあるので、最初何の前知識も持たない人が来るとこの時点で「え??」てなりそうです。

滑ったらケツが摩擦で赤くなりそうな謎の滑り台もありますし。


この泳ぎ湯はどうやら水着で入湯しても大丈夫なようです。
(なので必然的にバスタオル巻きでも大丈夫でしょう)

というような感じで日本の裸文化に疑問を投げかけるような温泉宿となっています。

圧倒的な非日常感が味わえます。


相の湯

 


その他は川沿いの滝の近くにある男女別露天風呂(河原の湯)とか、泳ぎ湯の横にある内湯(相の湯)と女性専用の内湯(芽の湯)が点在するという構成になっています。

なので温泉テーマパークのように色々な湯と雰囲気、アトラクションが楽しめる感じの温泉旅館となっています。

あえて面白く作っているわけではなく、自然とそうなってしまったというナチュラル感があるのがあざとさがなくて開放的なので、帰る時にはデカい露天風呂でマッパで背泳ぎで泳いでる人がいても「ふーん」ていう感じになります。(※個人差があります)

オススメの温泉です。






備考・総評

 

猫も何匹か館内をうろついていて、近付いて来たらもふれます。

 

 

 

総合評価 4.5
料金 700円
アメニティ 一切なし
ファシリティ 体重計、リラックススペース、漫画

サービス 飲泉

セキュリティ なし

風呂 内風呂x3(天狗湯、女性専用風呂、貸切風呂、相の湯)、露天風呂x3(泳ぎ湯、滝の湯(ぬる湯)、打たせ湯、河原の湯)

泉質 単純泉
営業時間 8:30~16:30

入湯日 2020/3/1

HP http://www.kitaonsen.com/