孤城閉
ワン・カイ&ジャン・シューイン共演
北宋の皇帝・趙禎(仁宗)は自分を育ててくれた太后・劉娥が生みの親ではなく生母は太后の婢女を務めていた李蘭恵だと知る。
李家への恩返しから愛娘・徽柔を李家の子孫・李瑋に嫁がせる。朝廷では大臣たちが激しく対立し趙禎はその狭間で公正中立を旨に各派の調整を図りながら治世に努める。
徽柔が前代未聞の大事件を起こすと社会規範を犯す大罪だけでは収まらず仁宗の国政を揺るがす一大騒動に発展してしまう。
風雲急を告げる天下の行方、そして徽柔が辿った壮絶な運命とは・・・

全69話あらすじ一覧
1話~16話
趙禎は実母に会いに行くが先帝の遺命により皆から阻止される。太后の横暴について悩むが反抗を続ければ朝廷は混乱に陥ると気付く。韓琦が科挙に合格したので喜ぶが梁家の悲惨な末路を聞かされ衝撃を受ける。
李蘭恵が亡くなり太后は手厚く葬ると告げる。天子の礼服である袞衣をまとい祭祀を行う太后は崩御すると陛下の生母を毒殺したと噂が流れる。趙禎は調査し李蘭恵が生母なのは間違いないが病死だったので断罪しようとした重臣を叱責する
皇后となった曹丹姝だが妻ではなく臣下として支えることに苦悩する。帰京した范仲淹は百官図を献上し呂夷簡が権限を濫用して官吏たちを籠絡していると弾劾し再び左遷となるが呂夷簡の専横と結党を暴いたので栄誉だと言います
苗心禾が無事に公主・徽柔を出産するが皇子ではない事で祝福してくる大臣がおらず趙禎は悲しむ。呂夷簡を左遷した趙禎だが宰相に適任者がいない現状に悩み晏殊に相談する。
17話~36話
朝廷は親征を決意すると皇子がいない事を指摘されたので宗実を養子として迎える。張妼晗を侍女とした1年後、皇后に考えが甘すぎる指摘され気を晴らすために張妼晗を抱き清河郡君に封じる。
張茂則は皇后が薬を飲んでいる事を知り張妼晗ことで思い悩んでいるんだと心配する。娘を呪う人形が発見され激怒する張妼晗は侍女の証言で徽柔だと訴えるが梁懐吉が無実を証明し恨みを抱く。苗心禾が皇子を産み・・・
他人と争わない苗心禾が張妼晗に対抗心を示したので皇后は理由を聞く。半年ぶりに趙禎がやってきたので皇后は喜ぶが自分を劉娥太后と重ね妻ではないのだと再確認します。趙禎は范仲淹、韓琦、富弼に官吏制度の改革を命じる。
皇后は婚姻の夜以来、妻として見られた事はないから国母にふさわしい行いをするしかないのだと趙禎に告げる。徽柔は張妼晗に反抗すると話も聞かない趙禎に叱咤され不貞腐れる。張妼晗の体調が優れない事で許蘭苕は訪ねてきた賈玉蘭に趙禎の世話をしたいと願い出る

37話~54話
滕宗諒への処罰が軽いとして朝参を拒否する王拱辰。幼い皇子・最興来が疫病にかかり苗心禾は必死に看病するも命を落とす。張茂則は夏竦から抜擢された張承照を見かけ蘭苕の関与を疑う。謀反を企てていると噂を立てられていた石介が亡くなり・・・
中秋節の催しを見物した徽柔は弓術で評判の皇后の甥・曹評に目を奪われる。問題は新政ではなく人なんだと気付かされた韓琦は再びまた陛下のそばに戻ってくることを告げ揚州に発つ。柔徽は曹評に好意を寄せていたが趙禎は大臣たちの賛同を得ると李瑋を駙馬都尉に任じ公主が成人したのち婚儀を執り行うと告げる
宮中で謀反が疑われる騒動があり趙禎を匿う曹丹姝だったが自分に謀反を罪を着せようとしたのだと気付く。張茂則は玉蘭が塩の密売に関り支えているのは夏竦だと趙禎に告げる。蘭苕は碧桃を見つけて罪を着せ口封じしよとしたが・・・
蘭玉は張妼晗を守るために蘭苕を殺害し皇后を陥れる遺書を残して自死する。張茂則は蘭玉の遺書は皇后を陥れるための完全な嘘だと訴える。趙禎は寵愛を笠にきて威張り散らすなと張妼晗に言い放つと玉蘭を死に追いやった張茂則とその主を罰しろと言われ頭にくる。
55話~69話|最終回
張妼晗が亡くなり趙禎は皇后の礼で埋葬する。柔徽は曹評との逢引を目撃され禁足を命じられるが趙禎から機会を与えられた曹評は二度と会わないと謝罪する。柔徽はこの世で決して自分を見捨てない人は梁懐吉だけだと気付く。孤独から脱することは出来ないのかと悲しむ皇后だが・・・
徽柔は李家に嫁ぐが指一本触れさせることなく過ごす。妃の懐妊祝いで駆けつけると楊氏に告げ口されたために徽柔は李瑋と共寝なんて吐き気がすると皇后や母に言います。梁懐吉は嘉慶子から公主への態度を改めるべきだと言われるが・・・
公主が夜間に逃げ帰った事で掟を顧みなかったと趙禎は諫言を受ける。また梁懐吉は公主託で内侍の衣を着ず外では駙馬都尉を自称しご夫妻を不和に誘ったと司馬光に非難される。徽柔は梁懐吉が追放され精神を病み李家に火を付ける
趙禎は今後も公主を守れと梁懐吉に告げるが諫官に処罰を求められる。梁懐吉は元生の弟だと知る趙禎は不幸な生い立ちを話し諫官の権威を守るために犠牲にしてもいいのかと訴える。皇族と庶民の暮らしの違いを目の当たりにした徽柔は梁懐吉と離れることを決意するが孤城から出すよう願う。そして趙禎は皇后に抱きかかえられながら息をひきとる
