九州縹緲録
皇族達が治める下唐国
異民族の青陽部
虎視眈々と天下を狙う離国
動乱の世を治め英雄となるのは?!
簡単なあらすじ

群雄割拠する九州で北陸の草原の真顔部が青陽部によって攻め込まれる。殺された真顔部の首領の息子・阿蘇勒は捕らわれるが連行される途中で自分が本当は青陽部の王子であり災いの星のもとに生まれたため養子に出されていた事実を知る。
青陽大君である実の父の呂嵩から呂帰塵という新たな名を付けられ同盟を固めるため人質として東大陸の下唐国へと送られる。
そこで没落貴族の姫氏の庶子として生まれながらも戦士として名を上げようとしていた姫野と寧州の羽族に生まれるが国を滅ぼされ叔母とともに下唐国に身を寄せていた羽然と出会う。
次第に固い絆で結ばれる3人だが戦乱の世の過酷な運命が待ち受けていた。
阿蘇勒・帕蘇爾/呂帰塵(リウ・ハオラン)姫野(チェン・ルオシュアン)羽然(ラレイナ・ソン)など
全話紹介
これから1話を詳しく紹介しますが、
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「九州縹緲録」全56話ネタバレ感想
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1話ネタバレ
群雄割拠の九州、草原の掟を破り庫里格大会に反旗を翻した真顔部は青陽部に攻め込まれ「投降すれば許す」と言われるが首領の龍格真煌は「奴隷にはならぬ」と断ります。
それにより攻め込まれた真顔部の女性たちは尊厳を守るために自害し龍格真煌の息子である阿蘇勒は「九王が守ってくれるから北へ逃げろ」と何やら渡されます。
両親を殺された阿蘇勒は龍格真煌の指輪を形見として手に取り逃げ出すが捕まってしまいます。目の前で姉を殺された阿蘇勒は怒りが込み上げると目の色が代わり相手の武器を奪って1人で一掃しました。
阿蘇勒は剣を握りしめながら眠ります。
阿蘇勒は飛び起きると馬車で青陽部に連行されている事に気付くが「北都城に戻る途中です、世子」と言われます。
身寄りもなく草原で拾われ育ったはずだと訴えると呂嵩(青陽大君)の子息で母親は朔北部の可汗(楼炎・蒙勒火児の娘で青陽部の側室)だと知らされます。
出生時、空に異変が起こり「悪魔の子に違いない」と言われました。生まれた時に亡くなってしまったが母親が「どうせ殺したがっていたでしょう」と怒り自害すると息を吹き返し泣き出しました。
真顔部の養子に出されたが出征は変わらないので「末子が家業を継ぐ」と掟通り「世子が将来、全草原を継承するのだ」と言われます。
真顔部を滅ぼした青陽部のことなど信用できない阿蘇勒は幼馴染みの蘇瑪が奴隷として捕らわれ鎖に繋がれていたので馬車を降りて救います。

北都城に到着すると奴隷が分け与えられそうになったので阿蘇勒は蘇瑪を守り「俺は真顔で龍格真煌の息子だ」と剣を奪い呂嵩に襲い掛かかります。
捕らわれると「そんなに奴隷が欲しいならやる。奴隷の王になれ」と龍格真煌の剣を投げ渡されます。
勝利の宴、「世子を誰にするか協議するべき」と声が上がるが「末子が戻った以上、阿蘇勒が引き継ぐのが掟だ」と呂嵩は言います。
自分の支持する王子を世子に立てて青陽部を掌握したいのだと分かり「阿蘇勒が世子だ、世子が生きている限り争いは許さぬ」と息子5人に言い放ちます。
呂嵩に呼ばれた阿蘇勒は王と世子だけが持つ事を許される豹の尾を授けられます。
「阿蘇勒は青陽の古き言葉で長寿を意味する。私が名付けたのだ。永久の平和のために将来草原を治めてほしい」
争いが起こるのは腹を満たせないからだと考える呂嵩は「東大陸より食料を運べば飢餓は和らぐから狡猾な東陸人を説得してくれ」と沙翰に頼みます。
息子たちが大君の権力を狙い始めている今、そんな中に放り込まれている阿蘇勒を気の毒だと思う沙翰は「勇敢な男二人を阿蘇勒の従者として付け名のある武士に師事させるのが条件だ」と言いました。
木犁将軍の剣術を習い、鉄顔と鉄葉は「守るために剣術を習いたい」という阿蘇勒を主として認め忠誠を誓います。
阿蘇勒は可愛がっているバタイ(小動物)が逃げてしまい地下牢に迷い込んでしまいます。そこで大君に逆らって長いこと牢獄されている者から「大辟の刀術」を授ります。
2年後、沙翰は下唐国が船で運んできた食糧を持って凱旋します。下唐国の三軍制司・拓跋山月は毎年10万石の食糧を贈る変りに「騎兵5000、王子1人」を要求します。
王子に嫁がせれば盟約は長らく維持されるはずです。
