提報者 ES細胞捏造事件
世界初、犬のクローンを成功させた元ソウル大学生物学者・ファン・ウソクが実際に起こしたES細胞捏造事件(世界初、人間のES細胞の作製に成功したと発表したが捏造だった)を映画化。
テレビ局のプロデューサーのもとに、
世界で初めてヒトのES細胞作製に成功したイ博士の論文がねつ造だという告発の電話が入る。
しかし韓国の誇りとしてノーベル賞を期待されるイ博士への批判は国益に反すると世論やほかのマスコミから抗議が殺到し、政府からも激しい圧力を受ける。
◆ユン・ミンチョル(パク・ヘイル)◆シム・ミノ(ユ・ヨンソク)◆イ・ジャンファン博士(イ・ギョンヨン)◆イ・ソンホ(パク・ウォンサン)◆キム・ミヒョン(リュ・ヒョンギョン)◆キム・イスル(ソン・ハユン)◆イ・ドヒョン(キム・ガンヒョン)

ネタバレあらすじ
テレビ局プロデューサー、ユン・ミンチョル(ユンPD)は、卵子を売ったら元気だった妻が死んでしまったという情報を得て調べます。
女性が何人も出入りしているのを不思議に思い後をつけると不妊治療で有名なニューマン・メディカルに行き着きました。
卵子の違法売買の構図が見えてくるがニューマン・メディカルはイ・ジャンファン(イ博士)が絡んでる卵子の提供病院だから問題を起こすなとソンホ先輩から言われます。
捏造だと告発
イ博士は世界初、人の体細胞からES細胞作製に成功した生物学者で世界中から注目されていた。
難病を患う人々に希望を与えたくてES細胞の研究に取り組んできたと講演で話したイ博士はノーベル賞候補だと祭り上げられていた。
イ博士の研究元チーム長、シム・ミノから真実と国益どちらを優先するかと問われユンPDは真実こそ国益につながると答えました。
ES細胞に関する論文は捏造したものであり最初から核移植ES細胞は1つも存在しない。
信じられない告発を聞いてしまったユンPDはソンホ先輩と供に局長の元へ行くと「真実が国益につながる」と言われ極秘に取材を進めます。

シムの妻キム・ミヒョンは同じ大学の細胞研究所で働いており娘のスビンが入院していることで研究所を辞めた夫の行動に不満を抱えていました。
借金を抱えるようになったシムはイ博士に世話になっている妻と娘に迷惑掛けられないと思い離婚届を渡しインタビューに応じました。
人を救いたくて医師になったがイ博士の研究所に入り偽りの希望で世間を欺いているのが苦しかったのです。
卵子を数千個作っても作れなかったES細胞を数ヶ月で11個も作ることは不可能でありカスタマイズできるES細胞は癌になる確率が高く臨床事件を進めているのは問題だ
ES細胞は何になるのか予測不能な細胞だったのです。
圧力
核移植ES細胞は存在する論文が世間に流れ、ユンPDは捏造をスクープしたとして政府や国民から圧力を掛けられます。
ユンPDは部下イスルを連れてイ博士の研究結果のもと作られたクローン動物(モリー犬)に会いに行きます。
するとモリーは元気がなく病院に連れて行くと癌が広まり苦しんでいるから安楽死を選ぶよう言われます。
疑惑浮上で卵子の供給が止まったことで細胞研究所で働く女性に卵子提供同意書が配られました。
またテレビ局では会議が行われ告発者の言うことは信用出来ないからと放送を止めることが決定します。
論文捏造を頼まれたドヒョンが自殺未遂を起こした事があるとシムから聞いたユンPDは現在ドヒョンがいるピッツバーグ研究所まで行き取材に成功します。
ミヒョンは夫から真実を知り娘を退院させ休暇届を出します。
結末

論文捏造の証拠を手に入れ釈明の機会を与えるとイ博士に連絡します。
受精卵で作ったES細胞をニューマン・メディカルから持ってきて撮影したのは事実か聞くがイ博士は否定しました。
ユンPDは論文に載っているES細胞を調査させてもらい捏造の疑惑が晴れればすぐに手を引くと伝えるとイ博士は提案を受け入れました。
ドヒョンは気が弱く圧力に屈してウソを強要されたとインタビューで答えました。
プロデューサーが科学者を検証出来るのかとNBS社には国民から苦情の電話が殺到します。
再検証に反対するデモが行われるなかNBS社を訪れたイ博士から再検証するのを止めるようお願いされます。
イ博士が不安から自殺をはかったころ、
イスルが画像捏造の仕方をネットにアップすると大炎上し再検証は必要だという国民も出てきました。
仕事を全うしたいユンPDは社長の車の前に立ち塞がり放送させて欲しいとお願いします。
政府から圧力を掛けられていた社長の許可を得て、ユンPDは番組で公正と真実のためだと信じ放送しました。
違法で売買された卵子600個の帳簿、死亡や癌の発症リスクがあるとは知らずに売った女性たちのインタビュー、そして核移植ES細胞の画像は11個のうち5個は同じ画像であると伝えシム・ミノとドヒョンの取材映像を流しました。
再検証の結果、不正が認められイ博士は捏造を認めました。
