<朗読少女>乙葉しおりの本の小道 第24回 紫式部「源氏物語 若紫」 美しき“身代わり” | 単複馬券で競馬に勝つ

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<朗読少女>乙葉しおりの本の小道 第24回 紫式部「源氏物語 若紫」 美しき“身代わり”
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「全訳源氏物語一新装版」作・紫式部、訳・与謝野晶子(角川文庫)の表紙(左)と乙葉しおりさん
 美少女キャラクターが名作を朗読してくれるiPhoneアプリ「朗読少女」。これまでに50万ダウンロードを突破する人気アプリとなっている。「朗読少女」で、本の朗読をしてくれるキャラクター、乙葉しおりさんが名作を紹介する「乙葉しおりの本の小道」。第回はのだ。

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 こんにちは、今回ご紹介する一冊は、紫式部さんの「源氏物語」から「第五帖・若紫(わかむらさき)」です。

 以前ご紹介した「第一帖・桐壺」から6年後、18歳になった光源氏が、源氏物語の代表的なヒロインである紫の君(紫の上)と出会う物語で、今回の題名「若紫」も、「桐壺」と同様に登場人物の呼び名から取られているようです。

 瘧(わらわやみ)という熱病にかかった光源氏は、評判の修験僧(しゅげんそう)に祈とうをお願いするために北山のお寺を訪れたのですが、その近くにあるお屋敷で美しい少女(若紫)と出会います。

 初恋の人、藤壺中宮(ふじつぼのちゅうぐう)の面影を少女に見た光源氏は、彼女が藤壺中宮のめいであることを知って、将来の結婚を前提に後見を申し出るのですが、育ての親である祖母の尼君は彼女が幼いために本気にしませんでした。

 しかし光源氏は彼女に執着し、恋しくても手が届くことのない藤壺中宮の身代わりとして、理想的な女性に育てようと考えていたのです……。

 このお話のヒロイン、若紫は、以前「桐壷」をご紹介したときと同様に、本名ではなく呼び名です。

 幼い頃は「若紫」「紫の君」、後に「紫の上」と呼ばれる彼女ですが、この「紫」という呼び名にはどんな意味があるのかご存知ですか?

 光源氏のお母さん「桐壺更衣」と、彼女に瓜二つといわれる「藤壺中宮」。

 二人の呼び名の由来はそれぞれ住んでいたお屋敷に植えられた「桐」と「藤」にちなんでいるんですけど、この二つの花はどちらも紫色なんです。

 「紫」の名で呼ばれるようになったのは、藤壺中宮の親戚であることと、二人の面影を持った光源氏にとって特別な女性であることを意味すると言われていますが、この呼び名といい、光源氏が彼女に執着した理由といい、どちらも身代わり扱いでちょっと可哀そうって感じてしまうのは、私だけなんでしょうか……(>_<)

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