2024年度 活動報告
ネスタ猫の会としては7年目となる2024年度、活動の基本である「飼い主のいない猫」対策の為のＴＮＲ（捕獲、手術、リリース）活動、地域猫活動を引き続き実施して参りました。
各地域でＴＮＲ実施後も継続して状況確認、新たな流入猫についてはできるだけ保護を行っているため、年々ＴＮＲ数は減っています。
昨年度に引き続き子猫の保護も少なく、いよいよTNRの効果は本物になったなと実感しています。
新入りを警戒する2匹
ボランティアだけが行うＴＮＲから「誰でもできるＴＮＲ」を目指して、捕獲指導、更にＴＮＲからの地域猫活動の指導、アドバイスも行ってきました。
活動自体を地域に根付かせ裾野を拡げていくことが活動の継続性を生み、ひいては地域環境の改善と共に不幸な猫たちを減らしていくことになります。
ＴＮＲ頭数 31 頭
ＴＮＲ活動中に保護すべきと判断した子達（怪我、衰弱、幼齢等）の保護も行ってきましたが、以前TNRした子が怪我、高齢、病気などになり、再捕獲からの保護になるケースも増えてきています。
保護数 猫62 頭
犬 2頭
譲渡数 猫58 頭
犬 1頭
また東京都動物愛護相談センターからは、多頭飼育崩壊現場から収容された成猫をまとめて引き受けた他、シニア猫、疾病猫の引出しをして参りました。
犬の譲渡団体登録も済ませ、飼育放棄された高齢犬や収容され引き取りのなかった逸走犬の引き出し等も行いました。
最近は外猫の問題より飼い猫の問題、特に多頭飼育崩壊や飼い主の死亡、入院、経済的困窮などが原因の飼育放棄などが深刻になっていると感じます。
また、自分に何かあったら残された子たちをどうするのか、先々のことも考え準備しておくことも重要だと考えさせられました。
今年度は長くお世話になった今野書店さんのレンタルルームが閉鎖となるという一大事があり、ネスタ猫の会としても大きな転機となりました。
次の会場探しに苦労している最中ではありますが、ポツポツとご厚意で貸してくださるお話も頂いて、とてもとても有り難く感謝しております。
地域の皆様のご協力あってこその活動と改めて心に刻み、今後も頑張って行く所存です。
ご寄付品はすべてメンバー及び必要な方で分けさせていただきました。
また、里親会にご来場くださった方、里親さんはじめ現場相談者等の方々から都度頂いたご寄付金はネスタ猫の会でまとめさせて頂き、会場費及び里親会開催に係る備品等の費用および保護猫のフード、トイレ用品、医療費（駆虫薬/抗生剤等の購入含む）のために使わせて頂きました。
収入 1513263円
ご寄付金 1348632円
（うち会場募金箱 108729円）
どうぶつ基金助成金 119000円
昨年度繰り越し金 45631円
支出 -1438646円
里親会費用 128049円
医療費、療法食 等 874074円
フード、砂等 278769円
ガソリン/駐車場代 146100円
ポスター、コピー 10210円
郵便代 1444円
収支 74817円
（25年度会場費分として保留、繰越）
メンバーそれぞれのＴＮＲ活動費、保護猫の医療費等は各自が負担しており、ご寄付金で全て賄うことはできませんが、皆様から頂いたご支援金、フード等のご寄付のおかげで多くの負担を減らすことができました。本当にありがとうございました。
今後ともご無理ない範囲でご協力頂けますとたいへん助かります。よろしくお願い致します。
また一年、引き続きのご支援、ご指導よろしくお願い致します。
ネスタ猫の会一同
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☆保護猫たちの必需品 ご協力のお願い☆
各ボランティア宅には多くの保護猫が保護されています。里親会に参加できるのはケアも終わり、人馴れもしてきているなどの子達ですが、それ以外にも怪我、病気、高齢等で募集ができない子もたくさん保護されています。
こちらより、少しずつのご協力、ご支援をいただけると大変助かります。
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また、ネスタの会場でも販売しております。
ストーリーはつながっている本書も是非。
はじめて猫を迎えようとお考えの方、2匹目を迎えようかなと思っていらっしゃる方にも読んでいただきたいです。
