参考文献

高等学校学習指導要領 昭和45年(1970)改訂版(by 国立政策研究所 教育研究情報データベース)



※今回は普通科における普通教育に関する教科のみに絞って掲載します




高等学校学習指導要領【1975年(昭和48年)度】実施


普通教育に関する教科

※( )内の数字は標準単位数

●国語

現代国語(7)、古典I甲(2)、古典I乙(5)、古典Ⅱ(3)


●社会

倫理・社会(2)、政治・経済(2)、日本史(3)、世界史(3)、地理A(3)、地理B(3)


●数学

数学一般(6)、数学I(6)、数学IIA(4)、数学IIB(5)数学III(5)、応用数学(6)


●理科

基礎理科(6)、物理Ⅰ(3)、物理Ⅱ(3)、化学Ⅰ(3)、化学Ⅱ(3)、生物Ⅰ(3)、生物Ⅱ(3)、地学Ⅰ(3)、地学Ⅱ(3)


●保健体育 

体育(7〜9)、保健(2)


●芸術 

音楽I(2)、音楽II(2)、音楽III(2)、美術I(2)、美術II(2)、美術III(2)、工芸I(2)、工芸II(2)、工芸III(2)、書道I(2)、書道II(2)、書道III(2)


●外国語{英語以外は省略}

初級英語(6)、英語A(9)、英語B(15)、英会話(3)


●家庭

家庭一般(4)




◎授業時数・卒業要件


●単位については1単位時間を50分とし、1個学年35単位時間の授業を1単位として計算するものとする。ただし,通信制の課程においては,第9款に定めるところによるものとする


●学校においては生徒の実態等を考慮し、特に必要がある場合には標準単位数の標準の限度を超えて単位数を増加して配当することができる


●全日制の課程における各教科・科目,ホームルーム及びクラブ活動の授業は,年間35週行うことを標準とする


●全日制の課程における各学年の週当たりの授業時数は34単位時間を標準とし,原則として38単位時間をこえないようにすること。


●普通科において職業に関する各教科・科目を履修させる場合に配慮すべき事項

 (1) 生徒の必要や地域の実態を考慮して,「被服I」,「食物I」,「保育」,「家庭経営」,「作物」,「園芸」,「畜産」,「農業一般」,「林業一般」,「製図」,「自動車一般」,「電気一般」,「機械一般」,「商業一般」,「簿記会計I」,「事務」,「計算実務」,「水産一般」などの科目のうちから適当なものを設け,生徒に履修させることが適当であること。 

(2) 職業に関する各教科・科目に,ある程度まとまった時間を配当することができる場合には,上記(1)の科目以外の各教科・科目を加えるなどして系統的に履修させ,専門的な知識と技術を習得させるように配慮すること。


●各教科・科目の単位修得の認定する場合、1科目を2以上の学年にわたって分割履修したときは,学年ごとにその各教科・科目について履修した単位を修得したことを認定するものとする。なお,特に必要がある場合には,単位の修得の認定を学期の区分ごとに行うことができるものとする


●卒業までに必要となる単位数は85単位以上とする



◯必履修科目

次の各教科・科目は、すべての生徒に履修させるものとする。なお、その単位数は標準単位数を下らないものとする。

ただし、その各教科・科目の特質及び生徒の実態からみて著しく履修が困難であると認められる場合に限り、その単位数の一部を減ずることができる。

その際,第2章に示す教科及び科目の目標の趣旨を損なわない範囲内で,その科目の内容に関する事項について,基礎的・基本的事項に重点を置き適切に選択して指導するものとする。


(1)国語のうち「現代国語」および「古典I甲」または「古典I乙」

(2)社会のうち「倫理・社会」および「政治・経済」の2科目ならびに「日本史」,「世界史」および「地理A」または「地理B」のうち2科目

(3)数学のうち「数学一般」または「数学Ⅰ」

(4)理科のうち「基礎理科」1科目または「物理Ⅰ」,「化学Ⅰ」,「生物Ⅰ」および「地学Ⅰ」のうち2科目

(5) 保健体育のうち「体育」及び「保健」 

(6)芸術のうち「音楽Ⅰ」,「美術Ⅰ」,「工芸Ⅰ」及び「書道Ⅰ」のうちから1科目


※その他各教科への注意事項

(1) 「体育」について、全日制の課程のすべての男子に履修させる単位数は、11単位を下らないようにすること

(2)芸術について、すべての生徒に履修させる単位数は3単位を下らないようにすること

(3)「家庭一般」は,すべての女子に履修させるものとし,その単位数は,4単位を下らないようにすること



◎各教科ごとの注意事項


●国語

(1) 「現代国語」は,全日制の課程においては,毎学年継続して履修させるものとし,標準単位数を充てる場合は,なるべく各学年に均分して配当すること。

 (2) 「古典Ⅰ甲」または「古典Ⅰ乙」は,古典に関する科目のうち最初に履修させるものとし,「古典Ⅱ」は「古典Ⅰ甲」または「古典Ⅰ乙」を履修した後に履修させるものとすること


●社会

「倫理・社会」,「政治・経済」および「日本史」は第2学年または第3学年において,「世界史」,「地理A」および「地理B」は第1学年または第2学年において,定時制の課程にあっては,それぞれこれらに相応する学年において履修させることが望ましい


●数学

(1) 「数学一般」または「数学Ⅰ」は,いずれも最初に履修させるものとすること

 (2) 「数学ⅡA」または「数学ⅡB」は,いずれも原則として「数学Ⅰ」を履修させた後に履修させ,また,「数学Ⅲ」は,原則として「数学ⅡB」を履修させた後に履修させること。 また,「応用数学」は,原則として「数学Ⅰ」を履修させた後に履修させること。 

(3) 「数学一般」または「数学Ⅰ」の1科目のみを履修させる場合には,2個学年または3個学年にわたって履修させることが望ましいこと。



●理科

(1) 「物理Ⅰ」,「化学Ⅰ」,「生物Ⅰ」,「地学Ⅰ」および「基礎理科」は,理科に属する科目のうち,原則として,最初に履修させるものとし,「物理Ⅱ」,「化学Ⅱ」,「生物Ⅱ」および「地学Ⅱ」は,原則として,それぞれに対応するⅠを付した科目を履修したのちに履修させるものとすること。 (2) 理科に属する科目について,履修させる単位数の合計が6単位の場合には,「基礎理科」を履修させることが望ましいこと。


●保健体育 

(1)「体育」は,毎学年継続して履修させ,各学年の単位数はなるべく均分して配当することを原則とする

(2)「保健」は,全日制の課程にあっては,第1学年及び第2学年,定時制の課程にあっては,それに相応する学年において履修させることが望ましい.


●芸術 

(1)芸術科のⅠを付した科目は,音楽,美術,工芸及び書道に関する各科目のうち,最初に履修させるものとする

(2) Ⅱを付した科目は,音楽,美術,工芸及び書道のそれぞれに対応するⅠを付した科目の履修後に扱うものとする.

(3)Ⅲを付した科目は,音楽,美術,工芸及び書道のそれぞれに対応するⅡを付した科目の履修後に扱うものとする


●外国語{英語以外は省略}

(1) 「英語A」,「英語B」,「ドイツ語」および「フランス語」は毎学年連続して履修させることが望ましいこと

(2) 一つの外国語の科目にあわせて,他の外国語の科目を第二の外国語として履修させる場合には,単位数を2単位まで減ずることができるものとし,各科目の内容のうちから基本的なものを選択して指導するものとすること

(3) 科目をその標準単位数を越える単位数で履修させる場合には,その科目の言語活動にいっそう習熟させるようにすること



●家庭

(1) この科目は,家庭に関する科目を履修させる最初の学年において履修させるものとする (2) この科目を2個学年に分割して履修させる場合には,継続して履修させる必要がある