参照記事

「運動会の練習が嫌」で不登校…不登校児を持つ親の不安や孤独を和らげるコミックエッセイ(by ダ・ヴィンチWeb)




リアル「皆さん、今回の運動会関係のお話に、なぜ如月未緒さんを呼んだのか気になりませんか?」

 

タカシ「我々運動嫌い同盟の増援のためでは無いのですか?如月さん、運動嫌いでしょ?


如月未緒(1997)「…確かに体育は苦手ですね」


リアル「タカシ君、それは違うよ。それなら如月さんではなく、紐緒(結奈)閣下に演説していただくよ」


紐緒結奈(1997)「運動会なんて、私にとっては時間のムダね」


菊地真「…だとしたら、なぜ如月さんを…」


リアル「何故かと言いますと、如月さんは運動会関係の特別エピソードがあるからです。二人三脚の。ちなみに、ときめき度が高い状態である必要があります」

二人三脚(by ときめきメモリアル大辞典)


大場ミサト「佐々木(千枝)さんや赤城(みりあ)さんは、二人三脚やったことある?

二人三脚(by Wikipedia)


赤城みりあ「やったことはありません


佐々木千枝「私もありません


イオリス「あんな競技、やらないことに越したことは無い。転倒の危険性も大きいし、つまらん」


新田美波「実感がこもってますね


イオリス「中2でやったことがある。ヒョロい同級生秀才男子とだった」


純希「何回転んだの?♪」


イオリス「転ばないように打ち合わせした。怪我は良くないからな。順位は度外視でゆっくり進もうとな。当然転倒はゼロだ」


タカシ「転ばなければ結構いけたんじゃ無いですか


イオリス「両方1位だったな。ただ…」


虹野沙希(1997)「ど、どうしたんですか?


イオリス「…ただ見世物になっただけの気分でしたね。相方が遅いせいで100mが長いこと長いこと


伊集院レイ(1997)「なかなかできない体験だったろ


イオリス「ええ。正直言って、『やっと終わった』と言う感想しかなかったですよ。なんの儲けにもなりませんしね」


結奈(1997)「骨折り損のくたびれ儲けってところかしら?」


タカシ「紐緒さん、素晴らしい言葉選びですね


イオリス「これほど適切に、当時の私の心情を言い当てるとは…」


真「やっぱり二人三脚は普段から仲の良い人とやらないとね…」

リアル「そうです。二人三脚とはこうでないと」


未緒(1997)「…これは、代わりの人と二人三脚をした時のお話ですね」


沙希(1997)「クラスメイトの人が休んだんだよね。確かケガして


イオリス「…如月さんと組むのが嫌で逃げたとかじゃなかったんですねw」


未緒(1997)「…そ、そんな…」


沙希(1997)「ひ、酷い…。何てこと言うんですか?


真「全く、あなたって人は…


タカシ「まあ、勝ちにこだわる連中の中には『下手くそは休め』って言う奴らもいますよ


純希「うん、いるいる♪…ていうか、伊集院さんとかイオ先生はそんなタイプでしょ♪」


レイ(1997)「勝手に決めつけるのは失礼だね。庶民F(純希)に邪推される覚えはない


イオリス「…私だって命令はしない。勧告することもあるくらいだ


美波「勧告ってどう言うんですか?

イオリス「…『無理して出場しなくても良いと思う』とか。運動音痴な奴が無意味に苦しんでいるように見えてな


タカシ「正直、俺とかはイオリス先生みたいな人が同級生なら助かります


イオリス「私がさっきのアニメに出てきた式守や和泉なら、八満に体調不良でリレーを休むように言うだろうな


千枝「確かに八満、凄く無理していましたね


イオリス「今さら、あんなになってまでガンバってもな…


みりあ「でも、それを言ったら八満がかわいそうだよ


リアル「…いや、私はイオリスの言う事も時と場合によってはアリだと思うのですよ。正直、自由参加なら参加しないと言う生徒なら、休めと言われたら許可された気分になります」

タカシ「運動会の全員参加は止めてほしいですね。下手くそに踏み台になれと言っているのと変わりませんよ。運動会のために学校に通っているんじゃないんですし


リアル「やりたくないと言う生徒に『やりたい子もいるんだから…』と言うのは、踏み台になれと言っているのに等しいね。やりたい子は勝手にやれば良いのに」


結奈(1997)「本当にそうね。やる気の無い連中の参加なんて無駄なのに」


レイ(1997)「勤勉に美徳を求め過ぎるのが日本なんだろうね。もちろん、勤勉自体は素晴らしいよ


沙希(1997)「やっぱりガンバることは大事だよ


未緒(1997)「…私もそう思います」


美波「ガンバる事は大事ですね。だから、方向性も必要なんでしょうね


イオリス「そして、その方向性は人によっても違う。価値観も問題になってくる


リアル「…では、次回で運動会の将来についてまとめましょう」