リアル「さて、紐緒さんと伊集院さんの分を代わりに食べてくれる人を2人呼びました」
大場ユキヒサ「…ね、姉ちゃんを喜ばせたかったら来いと言われたんだ。…す、凄え旨そう…」
リアル「大場さん、仰っていたではありませんか?『こんな美味しそうな料理を食べさせてあげたい』と」
小泉「大場さんの願いが叶って良かったですね」
ミサト「…わかりました。ユキヒサ、そのお弁当食べて良いって」
ユキヒサ「よっしゃ!」
古式ゆかり(1997)「見 て い る こ っ ち も 幸 せ に な れ そ う で す」
タカシ「…そしてもう1人はやっぱりお前か、純希」
リアル「さて皆様、今は小学校の運動会が午前中になったため、昼食もお弁当とかでは無くなったということは覚えていますか?」
ユキヒサ「…そ、そんな話してたんだ…」
リアル「そう言えば、ユキヒサ君は小学生の頃の運動会はどうでしたか?」
ミサト「…そ、その…」
ユキヒサ「…答えないといけないんですか?」
イオリス「答えなくても構わんが、その場合はロクでもない想像をされる可能性もあるぞ」
美波「…せ、先生。そんなこと言ってはダメですよ」
タカシ「…確かに家庭事情を考えると、邪推されそう」
真「…イオリス先生が笑ってきたらボクが性根を叩き直すから、言ってみても良いと思うんです」
イオリス「何だと?」
純希「怖い鬼いさん(イオリス)はさておき、ユキヒサ君、喋った方が楽になれるよ♪最高に美味しい弁当もご馳走になったんだし♪」
ユキヒサ「…わかりましたよ。…まあ、小学校の運動会は、基本的にボッチでしたね。家庭の事情で親戚に引き取られたんですが、養父母は共働きで休みも取るのが難しかったみたいですし」
沙希(1997)「そうだったんですか…」
ゆかり(1997)「お 気 の 毒 で す ね」
ユキヒサ「…しょうがなかったんですよ。弁当作ってくれただけでも良かったです。小6の時は別でしたけど。な、姉ちゃん」
ミサト「…やっとお休みが取れた時だったんだ」
小泉「看護師さんも大変ですね」
ユキヒサ「中身はこんな豪華なもの(虹野さんのお弁当)じゃなかった。…オニギリとソーセージと野菜の炒め物と…。凄く旨かったよ、姉ちゃん」
ミサト「…ユキヒサ、ありがとう…」
美波「…ミサトさんの気持ちが伝わっていて良かったです」
沙希(1997)「本当に良い話ですね」
真「…まさか、こんなところでそんな話が聴けるなんて」
リアル「ただ、最近はこう言うことも難しくなってきています」
ゆかり(1997)「そ れ は ど う し て で す か?」
リアル「今の御時世は、保護者も共働きで忙しいからです。運動会の半日開催についてアンケートを取ったところ、以下の様になりました」
「小学校の運動会の半日開催」についての考えを聞いたところ、「賛成」(63.5%)がダントツとなった一方で、「反対」(10.5%)は約1割と少数派になりました。また、約4人に1人が「どちらともいえない」(24.0%)と答えています。
タカシ「…やっぱり、大半が半日開催に賛成なんですね」
小泉「お弁当を作る手間や、熱中症のことも考えますとね。ちなみに熱中症は、『ときめきメモリアル1』の皆様はご存知ないかと思いますので簡単に説明しますと、日射病や熱射病の総称なのですよ」
※『熱中症』と言う言葉は2000年にできた言葉です沙希(1997)「時代は変わっているんですね…」
イオリス「そう考えると、この保護者の考えは的外れだな」
▽学校側の都合だけで決められていると思う(30代男性)
純希「自分が世間代表だと考えるタイプの保護者だね♪イタタタ♪」
ゆかり(1997)「曽 根(純希)さ ん、ど こ か 痛 む の で す か?大 丈 夫 で す か?」
純希「…あ、ううん。大丈夫」
ゆかり(1997)「そ れ は 良 か っ た で す」
タカシ「…(やっぱり古式さんって、これ系だ)」
リアル「さて、ユキヒサ君はここで終了ですね。虹野さんに一言」
ユキヒサ「…虹野さん、ご飯ごちそうさまでした。立派な料理人になれますよ」(礼)
沙希(1997)「どういたしまして」
ユキヒサ「…譲ってくれた人には…」
ミサト「…伊集院さんには、私からお礼しておくよ」
ユキヒサ「ありがとう姉ちゃん、頼んだ」
こうして大場ユキヒサは退場した
イオリス「小泉もここで終わりだったな」
小泉「紐緒さんと伊集院さんに挨拶に行ってきます」
千枝「また会えると良いですね。お疲れ様です」
小泉「2人とも、ありがとう」
千枝「またです」