リアル「今回は電車についてです。まずは片桐さん、女性専用車両についての説明をどうぞ。あなたが来た時代より少し先である2001年3月から、京王電鉄京王線で本格導入されました」
片桐彩子「アイシー…なるほど、これが女性専用車両ね」
東方ユウキ「車内における迷惑行為や痴漢行為から女性を保護するために導入されました」
イオリス「痴漢は結局、『男性から女性』が一番多いですから女性を保護する観点から分けたのは正解でしたね」
リアル「そう、やはり保護の観点は欠かせない。では、今回取り上げる男性専用車両についてです」
島村卯月「女性だけ専用車両があるのは不平等ですものね」
リアル「それもありますが、もう一つ重要な理由があります。それは痴漢の冤罪を減らすためです」
東條希「冤罪も言われてますわねえ」
柊トウカ「痴漢をする気のない男性には救いとなるものにはなりますね」
松永涼「痴漢の被害でトラウマになったり、冤罪で人生を狂わせられたりする人もいるからな」
神崎蘭子「世界を上げる雌雄区分けなり」
(世の中を良くする男女区別ですね)
リアル「ただ、現状では大きな問題があります」
卯月「どのような問題ですか?」
リアル「あくまでも強制でないことです。私は大都市圏では、電車の車両の男女別は強制するべきだと思っています」
彩子「ノン…それは厳しすぎるわよ」
一ノ瀬志希「すごく極端な意見だね、リア先生。イオ先生ならわかるけどさ」
涼「強制とは大きく出たな」
ユウキ「私も強制は反対です。皆がみんな、ほとんどの人は事件を起こすわけでは無いのに息苦しい社会になると思います」
イオリス「なかなか厳しい反応だな」
卯月「どちらの気持ちもわかるだけに難しい反応ですよね」
神崎蘭子「難解なり」
(難しい問題ですね)
リアル「わかりました。なら、場所を変えましょう」