※この記事は『金田一少年の事件簿』のFileシリーズとCaseシリーズのネタバレを含みます。また、原作を元にした話となっております。

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参照記事

リアル「今回は、いよいよ『非業の死を遂げた被害者』ランキングの最終発表です。まずは藤原さん、結果発表を」


藤原肇「それでは発表します。金田一少年の事件簿(File、Caseシリーズ)の『非業の死を遂げた被害者』ランキングは以下の通りです」

金田一少年の事件簿(File、Caseシリーズ)の『非業の死を遂げた被害者』ランキング

  1.巽征丸{『飛騨からくり屋敷殺人事件』}

  2.斑目舘羽、斑目るり{『黒死蝶殺人事件』}

  3.北見花江(文月花蓮){『異人館ホテル殺人事件』}

  4.佐木竜太{『異人館ホテル殺人事件』}

  5.火村正平{『悲恋湖伝説殺人事件』}

  6.緒方夏代{『オペラ座館殺人事件』}

  7.連城久彦{『異人館村殺人事件』}

  8.大村紺、時任亘、桂横平、野中ともみ{『金田一少年の殺人』}

  9.倉田壮一、香山三郎、橘川茂、小林星二{『悲恋湖伝説殺人事件』}

10.中田絹代、赤門秀明、赤峰藤子、最上葉月{『天草財宝伝説殺人事件』}


三船美優「ランキング1位の座についたのは巽征丸さんでした


弓長ハル「え、斑目姉妹の方が1位じゃないの!?」


純希「もしかして事件解決後も誰も話題に挙げなかった征丸に同情したから?♪振り返ってもらえなかったもんね♪


タカシ「地味だから1位って、それはしょうもなさすぎるわ。確かに斑目姉妹と比べたら華が無いが


中野有香「…征丸って、本当に幸が薄いよね…」


鷺沢文香「…本当の味方は亡くなった実のお父様の巽蔵之介だけしかいなかったのは、あまりにもお気の毒です


リアル「これに比べたら斑目姉妹は十二分に幸せだったでしょうね。自分達をコレクションとしか思っていない紫紋が父親でも、裕福な暮らしはしてきましたし、周囲の人間からも大事に育てられて来ました」


有香「…でも、交際できる男性には制約がありますよ。揚羽も深山日影との仲を悟られないように気を付けていましたし」


リアル「そのくらい何です。征丸は恋愛すら考えられない状況でしたよ」


ハル「るりだって、父親が母親を蝶のように見立ててぶら下げているのを見てしまってたよ」


リアル「それでも母親と三姉妹は仲良く暮らしていました。普通に考えれば紫紋が先にあの世に逝くでしょうし、碧なら紫紋を段々弱らせていく細工もできました」


肇「より不幸なのは征丸だという結論は堅かったです」


美優「征丸には手立てが無かったものね


リアル「ちなみに、蔵之介が征丸を自分の子供だと気付いていたら、DNA鑑定とか科学的な証拠集めをしうた上で、家族に話すべきでしたね。そうすれば征丸の悲劇は無かったかも知れません」

文香「実は征丸が蔵之介と綾子の子供だと言う認識を一族で共有したら、もえぎや隼人は和解に応じたでしょう。…龍之介はどうなるのでしょうか?


リアル「後継者は征丸でも、紫乃が龍之介も巽家に残るように頼んだら、蔵之介が特別に認めるでしょう」


ハル「随分と蔵之介の人格を買ってますね」


リアル「だって、先妻の綾子と似ているのが実は血の繋がりがない龍之介なのですよ。蔵之介が人格者じゃなかったら隼人があんなに明るくマトモに育つとは思えません」


タカシ「龍之介は父親の千田猿彦似なんじゃないですか。綾子の教育でろくでなしの人格が覚醒


肇「そうなると征丸は蔵之介似だった結果、立派な方の人間になったとも言えますね」


純希「じゃあ、斑目三姉妹の蝶の見立て演舞を見た時の『妖怪(紫紋のこと)の遺伝子はどこいったんだ?』も実は伏線だったね


有香「…紫紋の遺伝子は本当にあの三姉妹には無かったもんね」


と、話し合いはしばし続くのでした