※この記事は『金田一少年の事件簿』のFileシリーズとCaseシリーズのネタバレを含みます。また、原作を元にした話となっております。


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参照記事

リアル「今回は、もう1つの1位候補、『黒死蝶殺人事件』の被害者である斑目舘羽、斑目るり姉妹です」


弓長ハル「その姉妹って蝶マニアで妖怪みたいな資産家、斑目紫紋の娘だったよね。あとは揚羽って女性もいたし」


リアル「弓長さんも夜の蝶みたいな存在ですね。斑目三姉妹では次女の揚羽だけが生き残りました。ちなみにこの斑目紫紋はろくでもない奴なんですよ、ね、藤原さん、三船さん」


藤原肇「そうですね、紫紋は自分の妻や娘も、拾った助手の深山日影もコレクションの『蝶』のようにしか見ていなかったんです」


三船美優「…しかも、夜光蝶という貴重な蝶の大発見を横取りしたんですよ。お陰で本当の発見者だった須賀実は自死しました


純希「犯人も紫紋から殺害すれば良かったのにね♪そうすれば評価爆上がりだったよ♪


中野有香「…確かに全ての元凶は紫紋だね」


タカシ「紫紋が最初に殺害されていたら、妻の碧や斑目三姉妹は少しでも幸せな時間が送れていたかもな


鷺沢文香「…最終的な犯人の目的は斑目一族の殲滅でしたから、殺害される不安とないまぜになった複雑な感情でしょうね


リアル「この事件で犠牲になった舘羽、るりは親の悪行の犠牲者と言えますね」


美優「…あの、リアル先生。斑目三姉妹の本当の父親は須賀実だったのでは?


リアル「遺伝子上はその通りです。では、戸籍上の父親は誰ですか?」


美優「…斑目紫紋ですね…

リアル「そう、社会的な父親は斑目紫紋である事実には変わりありません。では、ここで弓長さん達に問いたいことがあります」

ハル「ん、今度はアタシ。いいよ」

リアル「それでは行きます。舘羽やるりが仮に紫紋の遺伝子を持っていたら、その時点で彼女達は殺されてもしょうがない人間なのでしょうか?」

ハル「は!?殺されてしょうがないわけ無いじゃん!」

リアル「それはなぜですか?」

ハル「だって、彼女達、殺されるようなことしてないじゃん!むしろ紫紋の被害者でしょう」

リアル「他の皆さんの中に、弓長さんのご意見に異議がある人はいますか?少し待ちます…(しばしの時)…異議が無いようですね」

文香「…親の罪を子が背負えというのは酷です

タカシ「征丸の時もそうでしたね。綾子の罪を背負って殺されましたから

肇「1位と2位の共通点は生まれがキーワードですね」

リアル「もう一つ共通点があります。それは、一番信用していた人物に殺害されたこと」


有香「…舘羽やるりを殺害したのは、舘羽の婚約者だった小野寺将之でしたね」

美優「…婚約者に殺害されるなんて、本当に気の毒…

純希「しかも犯人の小野寺将之って舘羽達の実の兄♪皮肉が効きすぎ♪

肇「あまり楽しげに言う内容じゃないよ」

リアル「…と、今回のテーマである斑目舘羽と斑目るりについては以上です」

タカシ「次回はいよいよランキング最終発表ですね

リアル「そう、そして『非業の死を遂げた被害者ランキング』シリーズの最終回」