参照記事
実録！公立中学の不透明な｢内申｣と高校受験 ｢中学受験｣がコロナ禍でも増えている納得理由(by 東洋経済ONLINE)
事例
①定期テストで100点をとっても､提出物が出されていなかったり､授業態度が悪かったりすると､評定が３になる
②内申点で良い点数を取るために､ひたすら先生に気に入られるように理不尽なことにも耐えた
③中学受験で全落ちした生徒が公立中学の授業の内容を小馬鹿にしていたら､実力的にはオール５でもいいはずなのに､４と３だらけにされた
④内申点を上げるために学習以外の面も懸命に努力を重ねた結果､都立の超名門公立高校に無事合格するも､周囲の生徒たちの高い学力に押されて脱落しかける
※以下､キャラの出身校はこのブログのオリジナル設定となっております｡関係機関への問い合わせは絶対に止めて下さい
リアル「今回も内申点の課題の実例です｡②から」
新田美波「『内申点で良い点数を取るために､ひたすら先生に気に入られるように理不尽なことにも耐えた』､と言う事例ですね」
タカシ「内申点あるあるですね｡記事でも指摘されています」
「実技教科で“5”をとるために､ひたすら先生に気に入られるように頑張った｡セクハラみたいなことをされても､内申のためだと耐えました｡そもそも､先生に反抗したり､嫌われたりすると内申に響くと皆知っている｡だから3年次は誰も先生に反抗しない」
絢瀬絵里「最低な学校ですね」
伊集院レイ「こんな中学校にはしてはいけないね」
藤崎詩織「先生方は内申点を握っているのだから､公正であるべきなのに」
小泉「ちなみに､これを話してくれた女子生徒さんは､太っている体型を先生にいじられても､耐えていたということです」
イオリス「教師がやるのはいかんぞ､パワハラだ｡パワハラの意味は↓」
※パワハラとは､組織の上位の者が自らの権力や組織内の優位性を利用したいじめや嫌がらせのこと
美波「生徒がやってもダメですよ！」
イオリス「え？中学の時､やっていた生徒はそれなりにいたぞ」
絵里「それがダメなんですよ」
レイ「天竜(イオリス)君の通っていた中学校はゲスな生徒が多かったんだね」
イオリス「ただ､ターゲットは男子が多過ぎましたね｡男女平等にやらないと」
美波「そんな平等も要りません！」
詩織「女の人は特に傷付くんですよ」
イオリス「そんな理由で女性だけ気を遣うのはおかしいでしょう｡男女平等に反しますよ」
タカシ「…と言うか､藤崎さん自身が肥満の人に厳しそうな感じですけどね｡」
詩織「…そ､そうですか？」
小泉「…すいませんが､話がズレてきているので戻しましょう」(ブザーを鳴らす)
リアル「そう､今回は内申点を利用して生徒を抑えつける教師の話だから｡…次のコーナーに行きます！タカシ君､③の見出しを読んで」
タカシ「…は､はい｡③は『中学受験で全落ちした生徒が公立中学の授業の内容を小馬鹿にしていたら､実力的にはオール５でもいいはずなのに､４と３だらけにされた』」
イオリス「私が通っていた中学の同級生にも1人いたな､記事通りの生徒が｡今は私立高校でも内申点を参考にする学校が増えているから､彼も志望の私立高校にいけなかったかもな」
絵里「授業を小馬鹿にするのは良くないですよ」
小泉「…その通りですが､授業を妨害したのでも無いのに､小馬鹿にした程度で実力的にはオール５だったのを４と３だらけにするのは大人げないかなあと思います」
レイ「全くだ｡教師が好き嫌いで成績を操作するなんて職権濫用だよ」
詩織「生徒の人生に悪影響を与えるなんてあんまりよ」
タカシ「そりゃ､小馬鹿にされてもしょうがないですよ」
イオリス「学力の割に内申点の悪い生徒は､定時制や通信制の高校から大学進学を目指せば良いのにな｡いっそ､高卒認定試験とか」
リアル「藤崎さんと伊集院さんのために説明しますと､『高卒認定試験』とは､高校を卒業していない人に大学入学資格を与える制度である『大検』の発展版と言って良いものです｡2005年4月から施行されます」
タカシ「自分で勉強できる生徒には高卒認定試験は良い制度ですね」
レイ「『高卒認定試験』と『大検』の違いは何だね？」
リアル「大検との大きな違いは２つありまして､１つが全日制の高校､わかりやすく言えば平均的な高校の在学生が受験できるようになったことです｡大検だときらめき高校の生徒さんは受験できませんが､高認だと受験できます」
レイ「高校に居ながら受験できるようになったのか…」
絵里「高校が合わないと思ったら､そちらの準備をすることもできるんですね」
イオリス「もう１つの大きな違いは､合格科目を高校卒業の単位に算入することができることです｡例えば､『科学と人間生活』という科目を合格すれば､その科目の授業を取らなくても取ったことになります｡ただし､学校側が認めた場合のみ可能」
詩織「試験でその科目の単位が取れるのは良いですね」
リアル「…まあ､だから現役高校生が受験するメリットがあるんですよ」
美波「ただ､認めるかどうかは高校次第なんですね」
イオリス「私が通っていた高校は認められたから､たくさんの科目を受験した｡家庭科や保健や芸術科目もあったら良かったのになあ」
タカシ「大学受験に関係ない科目は､高卒認定試験でクリアすれば良いんですからね」
イオリス「それができるなら､中学の実技科目のテストももっと必死になったのにな」
詩織「試験で全部クリアしようというのはちょっと…」
リアル「高卒認定試験を頭の片隅においておけば､いざという時に利用できますからね｡学校はもっと周知するべきです」
イオリス「長くなったので､④の事例については､次回に回します」