第二弾は速水奏です。何だかんだ言って、エロいw
 

 

 

 

 
リアル「早速前回の続きになりますが、中学2年から日本に来たイオリスからすれば、小中学校の同級生と仲良くする時間はなかったでしょうね」
 
 
イオリス「他の連中はすっかり仲良しグループを作っていたし、男子は男子、女子は女子で別々な感じが強い学年だったからな」

タカシ「途中から来た転校生って、なかなか人間関係を築きにくいですよね…。俺の学校でも中学入学組と小学入学組で壁がありますからね」

新田美波「とりなしてくれる人がいないと難しいですね。…そう言えば、高校は?」

小泉「東京23区は区ごとにやるから、同じ高校の同級生とはバラバラになりやすいでしょう

 
イオリス「そもそも高校は完全な単位制で、私のような進学志望者は少なかったから、クラスメイトとも大して会話しなかったし、できた仲間はみんな区が違うから会うこともなかった」
※イオリスの高校は定時制昼間部で3年で卒業できるコースです

 
高垣楓「クラスの輪になって踊れなかった…」
 
 
三船美優「楓ちゃん、それじゃ何かの曲の歌詞よ」

楓「テヘッ」
 
イオリス「ま、気にしなかったけどね。この世界でやっていける学歴とかを作るのが最優先だったから」
 
美優「す、凄くドライなのですね…」
 
イオリス「そうですかね…。日本の公立の小中学校なんて、基本的に住んでいる地区だけで行く場所が決められますから、これと言って思い入れも必要ないですし」

速水奏「言われてみると、その通りね」

 
イオリス「私は当然成人式なんて行きませんでしたし、その選択肢は間違っていなかったと思います。…ところで楓さん…」
 
楓「何でしょうか?」
 
イオリス「せっかく美優さんがダジャレポイントになる発言をしたのに見逃したのは何故なんですか?」
 
楓「…え、ポイント…ですか?」
 
美優「私、何か変なことを言ったのかしら?」
 
リアル「いえ、三船さんが変なことを言ったのではなく、イオリスが変な捉え方をしているだけです。多分、『フラワー』とかやってほしかったのだろ」
 
イオリス「そこは楓さんにやってほしかったな。せっかくドライ発言が出たんだから」
 
楓「…あっ、そう言うことでしたか…」
 
イオリス「ダメですよ、美波ちゃんが主役だからと言って油断しちゃ」
 
リアル「イオリスも下らんことで頭がいっぱいだな」

タカシ「まあ、イオリス先生らしいです」
 
奏「楓さん、イオリス先生のあまりのドライさに驚いたのね」
 
楓「実はそうなの…。突然ビールを飲まされたみたいに」
 
イオリス「やっと来ましたね。それしても、そんなにドライ?…まあ、しぶりんの十数年後と世間から呼ばれている私だからな」
 
美優「…そ、そんな風に考えているの、イオリス先生だけですよ」
 
奏「凛って、そんなにドライじゃないわよ」
 
小泉「うーん、渋谷さんの十数年後か…」
 
美波「小泉プロデューサーも真面目に考えないで下さい」
 
タカシ「しぶりんファンからクレームが来そうな発言ですね」
 
イオリス「…じゃあ、ついでにもう一つ。新成人ってそんなにめでたいか?」
 
楓「え、どうしたんですか?」
 
イオリス「考えても見てくださいよ、この平和な日本で20歳を迎えるなんて、よほど不幸でなければ簡単にできるでしょ」
 
小泉「確かに言われてみると…」
 
イオリス「ニートでも半グレでも20年生きていれば成人だろ」
 
奏「例えがキツいわね」
 
タカシ「確かに20年生き延びればそうなりますね」
 
リアル「どんな人間でも20歳を迎えれば成人だな。成年被後見人もいるけど」
 
イオリス「そんなものを、自治体がわざわざ無駄金かけて主催して成人式を祝うなんて頭が悪いにも程があるだろ」
 
小泉「そのお金があれば、もっと色々なことができましたね」
 
イオリス「ホント、金がもったいない。経済的な思考が足りなさすぎる」
 
美波「そ、そんな…。それなら何で今日は私の成人式をしようと考えたんですか!?」
 
イオリス「何でかって?」
 
美波「そうですよ!」
 
リアル「まあ、確かにそう思うのも無理はないな」
 
イオリス「それは実に簡単なことだ。美波ちゃんだからだよ」
 
美波「私だから…?」
 
イオリス「正確に言えば美波ちゃんほどの人だから、かな」
 
タカシ「…い、いきなりそっちに?」
 
奏「先生、なかなか大胆ですね」
 
イオリス「なんか勘違いしていない?単純に美波ちゃんほどの素晴らしいアイドルならこちらも祝おうと言う気になるだけ」
 
小泉「確かに新田美波さんほどのアイドルなら、惜しくは無いですね」
 
美波「そんなにほめていただけるなんて…」
 
イオリス「だって美波ちゃんだもの。そこいらの20年何となく生き延びている連中なんかを税金で祝えなんて…ムグ…」
 
美波「お気持ちは嬉しいのですが、それは言い過ぎです」
 
楓「新年最初のマジックハンドアタックね」
 
奏「美波も手慣れたものね」
 
美波「本当は手慣れたくないんだけどね…」
 
リアル「まあ、財政的に言えば、地方自治体で成人式をやるのは勿体ないと言うのはわかる。引き算の対象としては正しい」
 
タカシ「実態は同窓会ですからね。もっと他に必要なものに使ってほしいですよね」
 
奏「20歳まで生きられなかった同級生を悼むとかなら、有意義なのでしょうけどね」
 
美優「…、あ、あの、イオリス先生?」
 
イオリス「どうしました?」
 
美優「次、私の話す番にして構いませんか?」
 
イオリス「どうぞどうぞ、こっちはネタが尽きて困っていましたから」
 
リアル「口直しお願いします」
 
イオリス「何だと、この野郎」