リアル「今回は久しぶりに教育関連の話題だな」
 
イオリス「ゲストはどうするのだリアル。まさか、私とお前だけか」
 
リアル「キチンと選定した。今回はこの三人だ」

左から小泉花陽絢瀬絵里南ことりとなります。
 
イオリス「それにしてもコロナの影響でビデオ出演とは気が滅入るな」
 
リアル「前シリーズの復興関連の時からやっているけど、感覚は違うね」
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ことり「Skypeで会話なんて久しぶり」
 
絵里「知事から不要不急の外出は控えましょうと言われているものね」
 
花陽「いつになったら終わるのかなあ…」
 
リアル「本日はお集まり戴き、誠に感謝ありがとうございます。今日のお題は小学校の教育について」
 
イオリス「宮崎大学が2022年度から、教育学部推薦入試で、宮崎県の小学校で教壇に立つことを目指す人を対象にした『県教員希望枠』と言うものを設けるそう
 
ことり「あれ…。教育学部って元々小学校の先生を育てる学科があるんじゃないの」
 
絵里「教員採用試験の成績が思わしくないのかしら?そんな枠を設けるなんて」
 
イオリス「何でも、宮崎大学では宮崎県出身者の教員の割合を増やしていきたいからこの枠を設けるとのこと」
 
リアル「この春の小学校の採用者のうち新卒での宮崎大学出身者は37.5%にとどまっているそうです」
 
花陽「…8分の3しかいないと言うことですか?」
 
イオリス「そう。…この枠で入学すれば、1次試験が免除され、書類選考、面接、小論文のみとなるそうな」
 
絵里「教員になるには近道だと言うことね」
 
リアル「宮崎大学と宮崎県教育委員会(以下、宮崎県教委)が連携した企画だそうです」
 
ことり「これで変わるのかな?」
 
イオリス「大して変わらないと思うね。今までで普通に受かる人が利用するだけになる可能性の方が高いくらい」
 
絵里「大学の成績が基準を満たす必要があるみたいね。信頼関係のためにも緩くしないでしょうし」
 
リアル「こういう推薦って、倍率が高い時代なら有効です。十分な熱意や学力、素晴らしい個性があるけど、周りの学力が異常に高くて一次試験で落とされる学生とかをすくい上げるには」
 
花陽「今の受験倍率はどのくらいですか?」
 
イオリス「日本教育新聞によると直近の宮崎県の小学校教諭採用試験の倍率は1.7倍。受験者の半分以上が採用されているね」
 
リアル「ちなみに教員の世界では、教員採用試験の競争率が3倍を切ると優秀な教員の割合が一気に低くなり、2倍を切ると教員全体の質に問題が出てくると言われて
いると言われています」
 
ことり「え?それじゃあ、宮崎県の小学校は相当倍率が低いと言うことになりますね」
 
イオリス「小学校は高知県が7.1倍で一番高く、最下位は北海道の1.3倍だね。宮崎県は平均より低いよ」
 
リアル「小学校は中学校や高校より倍率が低い。これは宮崎県のせいと言うより教員免許制度に問題があるからです」
 
花陽「それはどのような問題が?」
 
リアル「それについては次回答えます。続きはまな板の上で」(タンタンタン
 
イオリス「『武田鉄矢 今朝の三枚おろし』をパクったオチだな」