http://www.asahi.com/edu/news/TKY201110040314.html

中学生が職場体験で戦車試乗 市民団体「配慮に欠ける」

 福井県の小浜市立小浜第二中学校の2年生13人が8月、陸上自衛隊今津駐屯地(滋賀県高島市)の第10戦車大隊で職場体験学習したことについて、新日本婦人の会福井県本部小浜支部(松本美鈴支部長)が3日、森下博教育長に、「著しく教育的配慮に欠ける」と申し入れた。

 同中学では、2年生6クラス計164人が8月、計54カ所で職場体験学習をした。このうち自衛隊体験は8月8~9日の1泊2日の日程であった。

 申し入れで同支部は、生徒が迷彩服で戦車試乗したことを取り上げ、「明らかな戦闘行為の体験で、戦争を『かっこいい』と思わせかねない。平和教育の理念とはかけ離れた行事だ」と指摘した。

 これに対し、森下教育長は「自衛隊は国民からも支持され、一つの職業として体験するのは妥当だ。学校教育の内容は各校長に委ねられよほどのことがないと指示はできないが、(今後どうするか)相談はしたい」と述べた。(土岐直彦)