今、殺人事件などの重大事件の時効を撤廃させようとする動きがあります。
私は、今の警察などの捜査機関の実状を考えると反対せざるをえません。おそらく、最悪の場合、消化不良を起こし、捜査機関がパンクするでしょう。
また、パンクはしなくても時効撤廃によって逆に優先順位が低下します。
考えてみて下さい。時効が間近に迫った事件と時効がずっと先の事件。どちらを重点的にやりますか?間近に近い事件がよほど軽微なものでない限り、そちらをやるでしょう。
そして、事件は事件関係者などごく一部の人々以外からの記憶からは薄れていくものです。そうなれば、警察側としては、ますますそういった事件よりも最近の事件を重視するようになるでしょう。
さらに、事件は初動捜査が非常に大事で、遅きに失した場合、かなりの幸運でもないと解決しないものになることが多いです。「松戸市大学生殺害事件」も、犯人があのATM写真で名乗り出たから解決しましたが、あの写真から犯人を割り出せたでしょうか?やはり、幸運の産物でしょう。
また、警察は一人ひとりが忙しく、パンクしかけていると聞きます。
時間が経って解決しづらく、世間の目もなく、ハッキリした時間制限のない事件はどうなるでしょう?

(続きます)