私は、今の学力格差には、地域性を無視して語る事はできないと思います。ですので、第二の理由にしました。
まず、今は学力も受験的なものが大きくなっています。受験勉強自体には、私は肯定的な考えですが、受験勉強が学力の地域格差を大きくしている部分も欠かせません。
学校体制を考えてみましょう。少子化で、高校の数が減る地域が増えています。岩手県も、盛岡市周辺以外の過疎化地域では、高校の統合や廃校をしており、話も出ています。そのため、沿岸ではその地区で一番学力が高い高校でも、中位以上の国立大学に行く教育が困難になります。以前より、学力の低い生徒も入ってくるからです。いつぞやは、センター試験の英語の学校平均点が3ケタを切った学校もあるそうです。また、他学区への流出も少なくなく、中学生全体の10%くらいになることもあります。それも、大体トップクラスの学力を持つ生徒です。過疎化地域では、トップクラスが抜けた状態になるのです。
さらに、中位クラス(高校入試で6割程度)の学力では地域の一番校はまだ厳しく、国立大学進学を希望するならほぼ推薦しかないような学校に行かざるを得ません。もちろん、推薦も悪いわけではありませんが、実態は受験して入った生徒より学力で不安を抱えています。

(続きます)