水銀燈「あら、案外まともな議論になるかもね。クダでも巻かなければ議論もできない人達もいるでしょうしね。」
司会者「そういうサラリーマンもいますね。」
イオリス「裁判員にも資質が必要だと思うのですよ。例えば賛成派モンスター1人と消極派5人だと、押しの強いモンスターの意見が通って、国民側の意見はモンスターの意見になるんですよ。極端な状態ですが、ないとは言えません。」
水銀燈「まあ、裁判官やモンスターからすれば、消極派は都合のいい存在ですものね。」
イオリス「裁判官と法的な議論をして勝てる訳ありませんよ。裁判員になって得するのは、日当が欲しい人や暇な物好き、モンスターなど特殊な思想を持つ人達ですよ。」
司会者「積極派は2割しかいないのですから、積極派自体が特殊な思想の持ち主と言えますね。」
イオリス「そうそう、平均的な人間は自分が大事。愛する人の方が大事と言う人もいるでしょうけどね。」
水銀燈「そういう人達も特殊な思想を持つ人々よね。」
イオリス「いや、そうでもないですよ。ただ、担当する裁判は、被告人も被害者も他人ですからね。自分の方が大事で当たり前。裁判官が全てやればいいんですよ。大体、裁判員によって判決に大きな差が出る方が法の平等に反しますよ。」
(続きます)