「浮き指」ってご存じですか?
「浮き指」とは、立った時に足の指先が地面に着かない状態のことをいいます。
この「浮き指」、運動不足による足指の筋力の低下や姿勢の悪さなどが原因といわれているんですが、最近、子どもに増えているそうです。
放置すれば将来、腰痛や歩行障害につながる可能性もあるので、大阪では専門家がAI(人工知能)で小学生の姿勢を分析して、「浮き指」の改善に向けた取り組みに乗り出したそうです。
ある小学校の1、2年生の測定の結果は、児童のほぼ全員が、足の指先ではなく、かかと部分だけに重心を置いて立っていて、そのうちの多くが猫背だったそうです。
最近の子どもたちの筋力の低下は著しく、足指の筋力不足からかかとに重心が移り、バランスを取るために前のめりの猫背になる・・・ということが増えているのだとか。
測定した医師によると、さらにコロナ禍の自粛生活で運動不足に拍車がかかっているので、
「このままでは多くの人が、高齢になった時に深刻な腰痛や関節の変形を抱くことになる」
と。
「浮き指」の原因は?
足指の筋力低下
サイズの合っていない靴を履いている
幼少期の歩行距離が短い
スマホ、ゲームのし過ぎなどによる長時間の前傾姿勢
など、複数あります。
浮き指改善には、足裏と足指をしっかり使うことが大切です!
足指を閉じたり開いたりする足指の体操、足指ジャンケン、つま先立ち運動、タオルギャザー(床に置いたタオルを指でつかむ方法)など。
足指や足回りの筋肉を、マッサージやストレッチでほぐすのも効果的です
運動不足は浮き指の原因のひとつなので、自分に合った靴を履いてウォーキングするのもおすすめ
「浮き指」は若いうちは日常生活に支障がでることはあまりないので見過ごされがちですが、30~40年以上の年月を経て腰痛や関節の変形、歩行障害などにつながるケースがあります。
いつまでも自分の足でしっかり歩けるように、大人はなるべく改善したいですし、子どもの場合は「浮き指」になる前に対処してあげたいですね。
ネスト整骨院
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