『へー!そうだったのかー!』と思わず声が出てしまったんですが、テレビでとても興味深い話をしていたのでご紹介します
それは、妻・女房・嫁など、どうして呼び方がいろいろあるのか、というもの。
日本で一番古く、かつ正式な呼び方は「妻」なんだそうです
日本最古の歴史書である古事記にも「妻」という言葉があり、現在の公的な文書や六法全書だったりにも、パートナーのことは「妻」と統一して書かれているんですって。
じゃあ、「妻」以外の言葉はなんなんだってなりますよね。
こちらです
【嫁】
鎌倉時代の書物に初めて出てきた言葉で、「息子のもとに嫁いできた良い娘」という意味で、「良い女(よいめ)」が語源。
つまり「嫁」は、自分の息子の妻のことを指す言葉なので、夫の父母が使うものなんです
【女房】
平安時代、身分の高い貴族は食事や身の回りの世話をする使用人の女性を屋敷に住まわせていました。
この使用人が住んでいる部屋のことを「房」といい、「女房」は使用人が住んでいる部屋のことで、いつしか使用人のことを「女房」と呼ぶようになりました。
つまり「女房」は、使用人ということ
【奥さん】
室町時代、当時身分の高い屋敷の主人は、パートナーの女性を屋敷の奥に住まわせていて、周囲の使用人たちはその女性のことを敬意を込めて「奥方」と呼ぶようになりました
やがてこの奥方が、奥様や奥さんに変化しました。
つまり「奥さん」の本来の意味は、「奥の方の部屋に住んでいる他人の妻」です
【家内】
明治時代、男性は外で仕事をして、女性は専業主婦として家を守るという家族が増えてきました。
これにともなって男性がパートナーのことを「家の中にいる人」という意味で、「家内」と呼ぶようになりました。
【カミさん】
元々は自分より目上の人を指す「上様(かみさま)」が変化したもの。
「カミさん」は自分よりも偉い人、立場が上の人を指す言葉なんです
「家内」の意味は想像はできましたけど、とりあえず「女房」はヤバいですね
ちなみに院長は知り合いや患者さんなどに私の話をする時は「カミさん」です
私が昔の海外ドラマの「刑事コロンボ」が好きで、結婚してすぐに院長に『カミさんがいい!』と言ったので。
ごめん!憧れが先行して意味を知らなかったわ