登場する人物・団体など名称は全て架空の物です
特定の地名なども一切関係ありません。
第1話
私は聖子、入社して3年目の序列最下位の平社員
今回は小学校・中学校を共に過ごして来た幼馴染達と
同窓会が開催される通知が来たので出席の返事をした
小・中校と仲良くしていた友達からLINEが来た
「お願い、調べて欲しい事があります、、、、、」
その内容は、あるYouTuberが同級生と同姓同名
顔はどう見ても同級生本人にしか見えないとの事で
小癪で可愛い妹に調べて欲しい依頼だった
私に労力を使って調べる依頼では無かったので
お安い御用だと2つ返事で小癪で可愛い妹に話してみた
「お姉ちゃん、この動画知らないの?」
小癪で可愛い妹が言うにはバズった動画が有ったらしく
私は興味が無い物はスルーしているから
「知らねえよ~」と上から目線で言ってやった
後日、小癪で可愛い妹から返事が来た
間違いなく100%私の同級生と言われた
「お姉ちゃん、動画の同級生はシンデレラボーイだよ
観た人のほとんどがヤラセだと思うよ、こんなの有り得ないよ」
小癪で可愛い妹はSNSを活用して
まるでスパイアニメに登場する仲間の工作員が
目的を達成させるためには労力を惜しまず
何でもする諜報機関並みの習得術を持っている
そして、同窓会当日になり久し振りの再会で
近況話で盛り上がっていた
私は小中校からの友人に例の件を詳しく説明した
同窓会開始時間になると出席者が全員集まっていると
思ったけど1つだけ空席があった
「○○君がまだ来てないようだな」と幹事から説明があり
その○○君は例のシンデレラボーイのYouTuberだった
一方の同窓会では今回欠席した女子の同級生は
子育て中と幹事からの報告で盛り上がったりした
同窓会の開催時間が半分ぐらい過ぎた頃に
○○君が遅れて登場し幹事に理由を説明していた
しかし、なんか変だ企業名が入った作業服だ
○○君が座った席の周りでは一応大人の対応で
再会を祝して乾杯をしていたがその後が続かない
○○君は俗に言う「空みたいな存在」で大人しくて
特定の人とつるんでいる訳でも無く目立たない感じで
小中校を過ごしていた
その点で私の周りではミツバチや蝶が蜜を吸うように
同級生が次から次と語り掛けて来て大変だぜ
○○君がしばらくして席を立って会場から出たので
私は皆にトイレに行くと誤魔化して○○君を追って行った
「○○君、久し振りだね元気にしてる?」
つづく
聖子の同窓会イメキャラ