第3話

 

 ウインタースポーツは父の専門分野で最新のデザインで揃えました

実は女性サイズがもう品薄で小サイズの男性用が余っていたので

その中から父が選んでくれました暖ったかければ色は気にしません

 本日宿泊するペンションに到着しました、先輩の彼氏がひと言

『俺達着かえたら外で待ってるからなるべく早く頼む』

女は着替えが遅いと思われました

私はグローブとゴーグルだけを取り出して後は部屋に置いて

外に出ても誰も居ません、しばらくすると男性陣が来ました

私に着替えて来るように催促しましたが『私はこのままですが』

全員揃ったところでゲレンデに向かいました

久し振りです雪が眩しい

レンタル屋でボードとブーツを借りリフト券を購入

先輩の彼氏がスノボーの経験を聞いて来ました

初心者程度と返事をすると止まり方も尋ねて来ました

『いざとなったら転べば止まると思います』

レンタルボードのためフィット感をチェックです

片足のみ装着してスケーティングでチョイ滑りしました

『それが出来れば十分だからリフトに乗るぞー』

私のために用意した講習会は中止され速攻でリフトです

そしてリフトに乗るため列に並びます、素肌が出る頬は冷たいです

リフトが来ました、次は降ります上半身を斜めにしてボードを

着地させてリフトに添えた右手をリフトが押してるから

その勢いで前進します、男性陣からグーを頂きました

本日1本目は足慣らしと言われました

私は他のスノーボーダーの邪魔にならない所に移動して

上からも滑って来ないかを確認してその場で座りました

もう片方のブーツにもストラップをセットして準備完了です

職場の先輩を彼氏が手伝ってます

全員の準備が終わるまでその場で座って待ちました

この様子を男性陣が見ていて、一般的に言う『早えーマジかよ』

この程度の事は中学生の時に父の特訓のお陰で慣れてます

男性陣の1人が先頭で行くから無理せずに付いて来いの合図で

滑り出しましたが私は先輩を待ちました

ここで最大のミスを犯しました、金魚のフンです

先輩とその彼氏には金魚のフンは邪魔だと悟り滑り出しました

数年振りの滑りですが体は覚えてます当時の記憶もあります

他の男性陣は私が降りて来るまで滑りながら待ってました

最初の下のゲレンデのため緩斜面ですスピードは出ません

1本目は無理せずに木の葉落とし《通称》で下って行きました

途中で男性陣が転倒してましたがその横を通り抜けて行きます

誰が見ても初心者の滑りでリフト乗り場まで来ました。

 

          つづく

 

主人公「琴美」スノボーキャラ

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