第20話
 
訓練を受けたレジスタンスであれば、その暗号を読み解く事が出来た
暗号化されたアカウントから暗号化されたメッセージが入った
「アジトは○○地区○○番地の別荘」
メッセージを受けた中東同盟国は即時西側国に報告した
中東同盟国は西側国から救出チームがいつ来ても良い様に
最適侵入ルートの模索を開始した
西側国ではテロリストによ大統領家族拉致事件を
全世界に放送した事により各国のメディアも騒ぎ出した
偽装撤退作戦を開始しするため国防総省は記者会見を行った
映像の中には基地機材回収のため大型輸送機を向かわせたり
中東同盟国で展開している西側国ベースキャンプでは荷造りしたり
コンテナに機材を積み込んだりしている様子を映した
それから数時間後には中東方面の各国でもWebを経由して
その様子がテレビなどから放映された
テロリストのボスも幹部もその様子を見ながら
歓喜の声を上げながら祝杯を酌み交わしていた
しかし、テレビに映った空軍基地の滑走路から離陸する
大型輸送機には大統領家族を救出する全員が乗り込んでいた
西側国内で拉致された大統領夫人と娘のサラや
一般市民は大事な人質のため生活住居や食事に関係する事は
ベッドやシャワールームに空調設備まで完備され
食事は洋食をメインに提供されたが部屋から出る事は
一歩も許されなかった
医師と思われる女医は1人1人の検温や血圧など問診も実施した
その際に、健康管理以外の質問は禁じられているため
返答は一切出来ないと忠告した
中東東側国内で展開しているレジスタンスのメンバーは
西側国の大型輸送機がベースキャンプに到着したため
大統領家族救出作戦を実行に移す行動に出た
ベースキャンプへ生鮮食品を納入しているトラックに
西側国から来た救出作戦チーム全員を乗せて
いつも通りに物流倉庫がある拠点まで連れて来た
すると物流倉庫の責任者がトラックの運転手に
「トラックの整備点検するから代車はあれだ」
倉庫の責任者は自ら運転して整備点検工場へ移動した
点検工場に到着するとトラックを所定の位置に駐車して
整備点検が済んだトラックに乗り換えて引き返した
太陽も沈み整備点検工場の業務が終わると
そこで働く整備員たちは家路に急いだ
点検工場の責任者は事務所から点検工場の電灯を消して
用意していたトラックを運転して先程の所定位置で
停止させたトラックの横で一時停止した
運転席から降りると隣のトラックの後方に回り
点検工場責任者は荷台の扉をノックした
荷台の中で潜んでいた西側国の救出チームの軍曹は
「暗号のノック信号だ、乗り換えだ」
 
                            つづく

主人公「サラ」イメージキャラ
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