コリアン・シネマウィーク2010より。

死刑執行を巡る刑務官を描いた物語。

チョ・ジェヒョン、ユン・ゲサンを始め役者さんたちは、覚悟を持って引き受けた役柄なのではないかと思う。

役者さんたちの渾身の演技を観てそう思った。

死刑制度に対し一方的な見方をしている訳ではなく、執行する人間に焦点を当てている。

刑務官の仕事を始めたチェギョン(ユン・ゲサン)は、使命感を持ってこの職業についた訳ではなかった。競争社会の中で、何とか職が必要。でも、刑務官としての現実はやはり厳しい。

初日からベテラン刑務官ジョンホ(チョ・ジェヒョン)にはきついことを言われ、受刑者からは新米刑務官への洗礼を受ける。ぎこちなさが抜けない中、女性12人を殺害した連続殺人犯が入所してきた。

事実上、廃止されたも同然だった死刑制度がこれを契機に12年ぶりに復活する。

執行の経験者はキム刑務官(パク・イナン)ただ一人。動揺する刑務官たち。関わりたくない。それぞれに家族あり、事情もある。チェギョンも恋人ウンジュ(チャ・スヨン)との間に悩みを抱えていた。

執行の現場。立ち会った彼らの苦悩。

壮絶過ぎてとても重い。

唯一の救いは、ラストのチェギョンの姿。確実に何かが変わり、そして強くなっていた。



寝る間を惜しんで。。

寝る間を惜しんで。。