子供のころからカバが大好きだった著者が日本中のカバすべてに会うために旅する。動物園に行っても、カバ舎に向かって一目散。カバを眺めながら1時間、カバとの時間を過ごす。


「あとがき」より

気分が停滞すると言葉も元気を失う。感性とか思考とかも鈍る。いつのことからか、そのように考えるようになった私は、意図して自分の気分を刺激し、わくわく感を醸そうとした。それが、~カバに会うという行動となった。過剰なまでに何かを愛することが私の気分を刺激した。

その愛する何かは、一般的にはあまり高く評価されていないものがよい。どちらいかといえばバカにされたり見過ごされたりしているもの。そういうものを過剰に、しかも意識的にこだわって愛するとき、気分がわくわくする。


カバに対する愛着はそれほどなかったので、動物園でカバ舎の前に佇んだ記憶も、ちょっと臭かった記憶もない。でも、このただカバに会いたいだけの旅というものに、妙に癒されます。犬好きや猫好きが集うよりも、カバLOVEな人の集まりって、100倍ぐらい平和。

カバLOVE度が低い私にとっては、読むのに若干の忍耐はいりましたが。。

カバに会う―日本全国河馬めぐり/坪内 稔典
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