ヨンインの自殺未遂。ウノの家の前に車を停めたまま、考え込んでいた教授。「ウノを連れて逃げる勇気もない。」

迷いながらも、ヨンインのお見舞いに来たウノ。

「死のうとした理由が知りたい。死ぬほど好きなのか、死ぬほど憎いのか。」

ウノの問いに答えようとしないヨンイン。

「人の気持ちが一つなら簡単なのに。好きなのか、憎いのか。」

ウノには分かっていた。

「喪失感。一時は自分だけを見て、思ってくれていた人が自分のものでなくなった時の喪失感。死にたいほど大きな喪失感だったのですか?」

ヨンインは退院後、教授に離婚を承諾した。疲れ果てた教授に会って、ウノの心もますます憂鬱。そんなウノの気持ちを見透かしたように、訪ねてきたヨンインは、「あなたが出して」と離婚届を置いて行ってしまった。こんなとき、話を聞いてもらいたい人。いつものお店に足が向く。でも、そこにいたのはユギョンと手をつないで楽しそうに笑うドンジンの姿。動けない。

「あの日、あの時間のことがデジャブに思えたのは、分かっていたから。

 いつかはこんな日が来ると準備していたから。

 慣れるために、何度も想像して心の痛みを感じてきたから。

 それなのに、役に立たなかった。あの日、あの場所の私には。」