東京国際映画祭でクロッシングを観てきました。

脱北者の物語で内容は壮絶。でも、その壮絶さよりも人間の根幹的な部分を見せられたような気がしました。父親と大地のイメージ。父親の姿とどこまでも続く大地の大きさが重なりました。

元サッカー選手のヨンス(チャ・インピョ)は息子ジュニと妻の3人暮らし。今は炭鉱で働いている。決して豊かではない暮らしも家族、友人に囲まれて幸せだった。そんな生活が一線を越えてしまう。妻の病気と友人の逮捕。ヨンスは、妻の薬を手に入れるため決死の覚悟で中国へ渡る。

ただ、家族を守りたいだけだったヨンス。息子と妻が自分の帰りを待っている。そのことだけがヨンスの支えだった。

お母さんを守るという父との約束を守りたかったジュニ。星空の下でジュニが見たのは、温かい父の笑顔と楽しかった思い出だった。

ジュニ役のシン・ミョンチョル君、チャ・インピョさん。本当に素晴らしかったです。ただそれに尽きます。


シネカノンで12月にこの作品を含む韓国映画ショーケース2008が開催されるようです。

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